使いやすい&あると便利な裁縫道具と材料
みなさま、新年明けましておめでとうございます。
昨年10月に本格的にブログを始め、ここまで自分なりに楽しめるハンドメイドアイデアを紹介してきました。2020年も少しでもみなさんのお役に立てるよう、頑張っていきます。
引き続きよろしくお願いいたします。
さて、このブログを初めて丸2ヶ月が経ち、嬉しいことにこんなお問い合わせをいただきました。
「ブログを見て手芸を始めてみようかと思ったのですが、どんな道具を揃えておけば便利ですか?」
このブログが、読者の方のハンドメイド熱に火をつけられた事がとても嬉しい!
そこで今回は、私が愛用している基本の裁縫道具を紹介します。私がちまちま入れ替えてきたスタメン道具&材料たちを参考にしていただけると幸いです。
今回は、手芸初心者の方へ向けたブログです。
一つ一つの道具を紹介していきますので長くなりますが、どうぞお付き合いください。
裁縫道具と言っても、ボタン付けや洋服のホツレを直すだけなのか、洋服や布小物を作るのかでは、必要な道具や材料が変わってきます。
これからご紹介する道具や材料の特徴をご覧いただき、どこまで揃えるかご検討ください♪
目次
裁縫箱のスタメン道具はこれです!
★★★ ;必須な道具・あると絶対便利!な道具
★★ ;基本の裁縫には必要ないが、できれば揃えた方がいい道具
★ ;がっつり手芸を楽しみたい場合は持っておきたい道具
A. ピンクッション(針山)& 縫い針 ★★★
ピンクッションは、待ち針や縫い針を刺しておくために必要です。
もちろん、使うたびにケースに戻すのが一番ですが、私は空いた時間に少しずつ作業をするため(ずぼらなので…)、よく使う針はピンクッションに刺したまま裁縫箱に入れています。
縫い針は、とりあえず洋裁用のメリケン針(普通針・短針)を用意すれば十分です。長さや太さに種類がありますが、6〜9号を持っておけば大抵の針仕事はこなせます。
ピンクッションの手作りキットがたくさん販売されています。
手軽に既製品を買うのもいいですが、手作りするのも楽しいですよ♪
B. 手作りのアームピンクッション ★★
作業中に待ち針を刺したり外したりする時に手元にピンクッションがあると作業効率が上がります。特に、洋服やキルト等を作る時にはとても役立ちます。
下の記事では、アームピンクッションの作り方を紹介しています。是非合わせてご覧ください。
C. 刺繍枠(直径11cm・16cm) ★
刺繍枠は、その名の通り刺繍をする時に布を張って作業をしやすくするために使います。手作りの布小物や洋服にワンポイントでイニシャルなどを入れるだけでも、ぐんと愛着の湧く物になります。
刺繍枠はサイズがとても豊富ですが、一般的には直径8cm〜10cmが使いやすいとされていますが、あなたの手のサイズに合う物を選んでください。
刺繍枠について詳しく書かれているサイトを見つけました。
新しく買う場合にもとても参考になりますよ♪
kumagoroの刺繍教室 刺繍枠おすすめの大きさは8㎝?サイズの選び方をお教えします!
D. 安全ピン ★
ブランケットなど大きな物を作る時には、待ち針の代わりに安全ピンを使います。時間をかけて作る作品の場合は、安全ピンを使えば作業中に外れる心配がありません。
下の記事では、実際に安全ピンを使っている様子を紹介しています。是非合わせてご覧ください。
E. ダーニングマッシュルーム ★
靴下やセーターなどに空いてしまった穴を補修する時に使います。刺繍が苦手な場合でも感性だけで刺す事ができます!
ダーニングとは、NHKをはじめとするテレビ番組や、雑誌「暮らしの手帳」でも紹介され、日本でも人気になっている修繕の手法です。
セーターや靴下などは使っているうちにどうしても穴が開きやすいものです。
穴が開いてしまったり、しみがついてしまったお気に入りの洋服を針と糸を使って繕います。
ダーニングの目的は主に二つです。一つは直し、つまり繕いをすること、一つはそれ以上穴が広がらないように丈夫にすることです。
そのほかに、刺しゅうのように装飾としての効果を狙ってわざとダーニングを施すこともあります。
下の記事ではダーニングについて詳しく紹介しています。
ぜひ合わせてご覧ください。
https://www.mommykanahandmade.com/2020/01/28/darning/
F. フランス刺繍針(#7〜#3号セット) ★
刺繍針は刺繍をする時はもちろん、ニットなどに空いた穴を直す時(ダーニング)にも使えます。細い針から太い針までがセットになっている物を持っていると、使い勝手がいいですよ♪
(針の太さは、「No.」や「#」で表記され、数字が小さいほど太い針ということです。)
G. 曲尺(かねじゃく)★★
元々は建築の仕事をしていた時に建築模型を作るために買ったのですが、裁縫でもかなり役立つんです!細かいカッター作業の際や、垂直を正確に出したい時に重宝します。
あまり大きい物だと使いにくいので、裁縫では15cm×7cm、もしくは10cm×5cm程度の曲尺で十分です。
H. テープメジャーや巻尺 ★★★
私はテープメジャーで、インチ(in)とセンチメートル(cm)の両方が書かれている物を使っています。巻尺タイプもありますので、お好みに合った物を選びましょう。
I. 布用ボンド ★★
これが意外とよく使います。私の場合は、布を切った際の端末にほつれ防止で塗ることが多いです。
どのブランドも白色のボンドが多いですが、乾くと透明になるので少々はみ出ても目立ちません。ズボンの裾上げや簡単なバッグなどは針糸を使わなくてもボンドだけで作れちゃいます♪
こちらのサイトに色々なレシピが載っています。
コニシ株式会社 ボンド 裁ほう上手®︎ シリーズ
J. クリップ ★★
布用のクリップも売っていますが、私は100円ショップでも売っているような文房具のダブルクリップを使っています。挟む力が強く、外れにくいのでオススメです♪
K. ドラフティングテープ ★
聞き慣れないテープかもしれませんが、これまた工作はもちろん、裁縫にもとっても重宝するんです!
ドラフティングテープは、おもに製図の際に、製図版に用紙を固定したり、レタリングなど、デザインやレイアウト作業中の仮止めに使用する、低接着性のテープです。
写真やステンシルの型紙などの位置を確認するために、台紙や塗装面などに仮止めする際にも利用されます。
私は、型紙を生地に写す時に型紙が動かないように固定するために使っています。
生地の上に型紙を置き、その上から文鎮(ウエイト)を置くのが通常ですが、ドラフティングテープで型紙を留めておくと、作業を中断する時にもずれたりしません。
L. 裁ちばさみ ★★★
裁ちばさみは、できるだけ重い物を選ぶことをオススメします。というか…、個人的には重い裁ちばさみの方が、ハサミの自重が切る力をアシストしてくれる気がします。
ただ、曲線で生地を切ることが多い場合は、小回りの効く小さくて軽い物の方が使いやすいです。
M. 糸切りバサミ ★★★
糸切りバサミにも色々な形がありますが、私はハサミ型を使っています。できるだけ刃先が尖っている物だと細かい部分の糸も切ることができて便利です。
N. ロータリーカッター ★
あまり使わない人も多いですが、私はとても重宝しています。特に生地を直線で切る時には、裁ちばさみよりも速く綺麗に正確に切ることができます。
O. リッパー ★★★
裁縫をしていると、「縫うところ間違えた!」なんて事があります。そんな時、縫い目を解くのにとても便利です。
糸切りバサミなどで作業する人もいるようですが、リッパーは初心者には特に便利な道具です!!
使い方を詳しく知りたい場合はこちらのサイトをご覧ください。
hapimade手芸教室 糸切り・ほどきに便利なリッパーの使い方
P. 目打ち(千枚通し)★★
袋状の物を布で作る場合、縫ってから表裏ひっくり返すことがよくあります。その時に、角などを綺麗に整えるのに使います。
その他にも、細かい作業で結構使えますのであると便利な道具のうちの一つです。
Q. 指ぬき ★★
私は刺繍をする時など、繰り返し繰り返し手縫いでステッチする時に必ず使います。指ぬきなしでステッチを繰り返していると、指の皮膚が傷ついてしまいます。
色々なタイプや素材の指ぬきがありますので、手芸洋品店等でご自分に合った物を買いましょう。
指ぬきについて詳しく知りたい場合は、こちらのサイトをご覧ください。
Best One – 指ぬきおすすめ人気ランキング10選|長時間でも痛くなりにくい!
R. ゴム通し ★
パンツを作るにしても、簡単な巾着袋を作るにしても、ゴム通しは便利なアイテムです。もちろんなくてもゴムは通せますが、ゴム通しを使った方が断然効率がいいですよ!
ゴム通しは、安全ピンで代用することもできます。
(ただし、安全ピンの幅よりも狭いところにゴムを通す場合は使えません。)
詳しくはこちらのサイトをご覧ください。
nunocoto ゴム通しの道具、使い比べてみました!イチオシアイテムも紹介。
S. チャコペン(ペンタイプ・鉛筆タイプ) ★★★
布に型紙を写す時やなど、生地に印を付けたい時に使います。ペンタイプには、熱で消えるタイプや水で消えるタイプがありますが、オススメは水で消えるタイプです。
熱で消えるタイプは、作業をしているうちに段々と薄くなってしまうような気がします。ペンタイプと合わせて持っておきたいのが鉛筆タイプです。
私は濃い色の生地の場合は鉛筆タイプ(白)を使っています。ペンタイプにも白色はありますが、あまり発色がよくありません。
T. トレーサー ★
チャコペンと同様によく使うのが、チャコペーパー(チャコシート)です。カーボン紙のように生地に図案を転写したい時に使うので、刺繍をする場合などに便利です。
チャコペーパーを使う上で欠かせないのが、このトレーサーです。生地・チャコペーパー・図案を重ねて上からトレーサーでなぞるように使います。書けなくなったボールペンでも代用できます。
以上が私の裁縫箱の中身です。スタンダードな道具から、少しマニアックな道具まで紹介してみました。
紹介した道具の多くか100円ショップでも購入できるので、とりあえず安い道具で試してみてから、本格的な物を買ってもいいですね♪
あると便利なプラスで持っておきたい道具と材料たち
基本の裁縫道具に加えて、下の道具や材料もよく使うのでストックしてあります。
A.2色綿ひも
シックだけど華やかになるので、さりげないラッピングにオススメです。
B.麻ひも
クラフト紙との相性もいいので、ナチュラルにラッピングしたい時にオススメです。
また、ドライフラワーや写真などを飾る時にも活躍します。
C.布紐
洋服や布小物を作る時に自分で布から紐を作るのが面倒な時に使います。
他の紐と同様にラッピングに使っても可愛いです。
D.アイロン接着テープ
ズボンの裾上げや布小物の端末処理など、色々な場面で活躍します。
幅も色々あるので、用途に応じて使い分けています。
E.ハトメパンチ
ハトメや金属鋲をつける時に使います。
ラッピングや手芸で止め金具をつけたい時に便利です。
ただ、ヘリから離れた中心部分に金具を付けたい時には使えません。
F.アメリカンプライヤー
スナップボタンを付ける時に主に使います。
ただ、プラスチック製スナップボタンでプライヤーを使わずに付けられるタイプ(ワンタッチプラスナップ®︎等)もあります。
G.ハトメ手打棒 & 皿
ハトメパンチが届かない場所にハトメや金属鋲をつける時に使います。
ハトメパンチほど取り扱いが簡単ではありませんが、ハトメパンチとセットで持っておくと無敵です。
H.接着芯
刺繍をする時や小物を作る時、さらには洋服を作る時などに使います。
アイロンでこれを布に裏から貼り付けることで、薄い生地でも張りが出て型崩れを防いでくれます。
I.チャコペーパー
生地に図案を移すために使います。
カーボン紙のような仕組みで、生地の上に置き、その上に図案を書いた紙を置いて、先の尖った物でなぞります。
チャコペンとセットで持っておくと便利です。
洋服や布小物を作る時にあなたのオリジナルタグを作るといい記念になりますよ♪
オンラインでオーダーもできるので、興味がある人はサイトをのぞいてみてください。
WUNDERLABEL.JP ヴンダーラベル
我が家はただいまアパート暮らしなので、収納スペースも作業スペースも限られています。なので、少々寂しいですが材料のストックは最小限にすることを心がけています。
道具と材料のストックは木箱に入れて作業机の下に入れてあります。
私の手芸や工作のほどんどがこの小さな机で作られているのです…。いつか広ーい作業部屋を作るのが今の夢です。
これから裁縫を始めるあなたも、すでに裁縫を楽しんでいるあなたも、お気に入りの道具を揃えると気分が上がりますよ♪
是非参考にしてくださいね。
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