
Jelly Rollを使った手作りペットマット
コロナ禍がまだまだ収束しないアメリカですが、私たちが住む州でも段々と行動規制が解除されてきました。ということで、しっかりマスクをつけて久しぶりに手芸用品店へ行ってみました。
色々店内を散策していると目に止まったのが “Jerry Roll(ジェリーロール)” という商品です。

この見た目、可愛すぎませんか!?
“Jerry Roll(ジェリーロール)” とは、生地が2.5インチ(約6.35cm)幅にカットされている商品で、色々な生地を少しずつ使えるのも魅力的です。
元々はキルトを作るための材料で、自分で生地を切り出すよりも正確で綺麗なパーツができ、作業工程が省けるのでとても便利です。

そんな “Jerry Roll(ジェリーロール)”ですが、実はキルト以外にも使い道があるんです!
今回は、“Jerry Roll(ジェリーロール)”を使ってあっという間にできるマットの作り方を紹介します。ミシンさえあれば、ひたすらまっすぐ縫っていくだけです。小さいマットなら、1日で出来上がってしまいます!
また、難しい作業はないので親子で夏休みのプロジェクトとしてチャレンジしてみてもいいかもしれませんね♪

“Jerry Roll(ジェリーロール)” は日本でもAmazonや楽天で購入可能ですが、輸入品がほとんどなため少し割高になってしまいます…。
ただご安心を!
少々手間はかかりますが、お好みの生地を2.5インチ(約6.35cm)にカットしていけばいいだけです。
その際は、裁ちばさみよりもロータリーカッターが便利です。
では、早速 “Jerry Roll(ジェリーロール)” から作るマットの作り方を紹介していきます。主な材料はたった2つだけです♪必要な道具も特別なものはありません。
〈 必要な材料・道具 〉
・ジェリーロールまたは、自分でカットした生地
・ジェリーロールと同じ幅のキルト芯
・ミシン(一般的なシンプルなタイプで十分!)
・ミシン糸(たくさんジグザグ縫いをするので多めに用意!)
・クリップ(たくさんあると便利!)

今回は、“Jerry Roll(ジェリーロール)” と同じ幅に切り出されたキルト芯を用意しましたが、なければ布状のキルト芯を生地と同じ幅に切り出しましょう。

キルト芯は、薄手で接着剤などが付いていない物を選びましょう♪
⑴ 生地をひたすらつなげていく。

材料と道具が揃ったら、まずはジェリーロールを繋げていく作業からです。ひたすら生地をつなげていき、一本の長ーーーい生地を作ります。

つなげていく要領は、バイヤステープ を作る時のやり方に似ています。

⑵ つなげた生地とキルト芯を重ねて折りたたむ。

長くつなげた生地にキルト芯を重ねていきます。そこで活躍するのがクリップです!

キルト芯を重ねながら、上の写真のように折りたたんでいきます。その時にクリップで留めていくことで、あとで縫う作業がやりやすくなります。クリップはあればあるほど作業効率が良くなります。
⑶ 折りたたんだ状態のまま縫っていく。

⑶で折りたたんだ状態のまま、口をふさぐようにひたすらミシンで縫っていきます。キルト芯が入った布紐を作るイメージです♪
まっすぐ縫いながら、上の写真のように捻りを取りながらボール状にしておくと、あとの作業が楽になります。
⑸ ⑷の紐を丸めながらジグザグ縫いで縫い合わせていく。

紐を上の写真のように丸く回しながら2本の紐の中央をめがけてジグザグ縫いしていきます。ひたすらジグザグ縫いをしていくので、集中力との戦いです…。
でも、あっという間にマットの姿が見えていきます。好みの大きさになったら余った紐をカットします。


外周が少し波打ってしまっているのがお分かりいただけるでしょうか…。
ミシンの勢いに任せて一気に縫ってしまったことが原因です。
3周に1回程度、アイロンできちんと押さえながら縫い進めると私のような失敗をしません!
ちなみに、今回作ったマットはワンコの餌台の下に敷きました。お水を飲むたびに周りをビシャビシャにしてしまうので…。

〈 2021年10月9日 追記 〉
ちなみに、少しずつ角度をつけながら縫い繋げていけばバスケットも作れます!ぜひこちらもお試しください。

ジェリーロールから作るマットを紹介しましたが、作り方を詳しく知りたい方は是非下の動画をご覧ください♪アメリカの動画なので英語ですが、英語が分からなくても各工程のやり方がよく分かります。
いかがでしたか?今回はあっという間にできてしまうマットの作り方を紹介しました。
“Jerry Roll(ジェリーロール)”という言葉はまだまだ日本では聞き馴染みのない言葉ですが、とても便利で可愛らしい材料です。
お気に入りの生地を少しずつ使って、オリジナルの“Jerry Roll(ジェリーロール)”を作っても素敵ですよね!材料さえ揃えてしまえば、あとはひたすらまっすぐ縫っていくだけです。
手芸初心者の方でも無理なく作れますし、ミシンのいい練習にもなります。さらに、出来上がったマットは思った以上に丈夫そうな仕上がりになります。是非みなさんも挑戦してみてください♪
こんにちは。
素敵なマット、挑戦してみたいと思います。
紐状に縫った布をジグザグ縫いで縫い合わせていく時の、糸の太さと縫い目の巾はどれくらいが良いのでしょうか?
縫い始めと縫い終わりの紐はあらかじめ端をくるんでおく方が良さそうですね。
因みに作られたマットは延べどれくらいの長さの紐を縫われたのでしょうか?
みどたんさん。
お問い合わせありがとうございます。
ご質問いただきました件つきましては、以下の通りです。
①糸の太さについて
糸は一般のミシン糸でOKです!ただし、使う生地がデニムのように分厚い生地を使うようでしたら、太めの糸にした方がいいかもしれません。ただし、硬めの生地ですと、上手く丸められないので、薄手のコットン生地がおすすめです。
②縫い目の幅について
縫い目の幅(ジグザグの幅)はできるだけ狭くして、ジグザグの長さをできるだけ長くしましょう。紐と紐の中心同士に届くのが理想です。
③ぬい始めと縫い終わりについて
おっしゃる通り、中の綿が出ないように包んでおく方がいいですね!説明不足でごめんなさい。私の場合は、斜めにカットして見た目が目立たないようにしました。
④紐の長さ
どのぐらいの密度にするかにもよりますが、こちらで紹介しているマットを作るのに、17m程度の紐を使いました。マットのサイズは68×45cmの楕円形です。
もし、作り始めてご不明な点がありましたら、いつでもお問い合わせください。
今後ともMommy Kana Handmadeをよろしくお願いします。
Mommy Kanaより。