秋も終わりが近付き、年末もすぐ目の前…。
はあ、今年もあっという間に終わってしまいました。
ふと気が付けば、最近忙しすぎて“自分へのご褒美”を忘れてました。
「何か美味しいもの作りたいなー」と色々考えていたところ、ふと急に食べたくなったものが!
どちらも、私が愛して止まないさつまいもから作られているお菓子です。
「思い立ったらすぐに食べたい!」と、スーパーに直行。
ということで、アメリカでも再現率90%(!?)さつまいも銘菓のレシピを紹介します。
材料はとてもシンプルなので、ぜひみなさんご自宅で試してみてください。
今までにもいくつかのコピーキャットレシピを紹介しています。
ぜひ合わせてご覧ください。
熊本銘菓 “いきなり団子”をレンジで簡単再現!
〈 材料 〉 ※4つ分
さつまいも :1本(丸ごと蒸して、使うのは1cmカットを4つのみ)
あんこ :100g程度
白玉粉 :100g
水 :適量
サラダ油:少量
本当の“いきなり団子”は小麦粉で作った生地であんことお芋を包みますが、今回は簡単にもっちり仕上がる白玉粉で代用〜♪
⑴ さつまいもを丸ごと蒸す
まずは土鍋や炊飯器、蒸し器などでさつまいもを蒸します。
お手軽レシピでは、適当な大きさに切って“レンジでチン”するレシピも多いですが、仕上がりは蒸した方が断然美味しい!
甘くてねっとりとした口当たりにしたい人は、1時間〜1時間半程度じっくり蒸しあげましょう(500g程度のお芋の場合)
「そんなに長時間蒸す暇ないよ〜」という人は、市販の焼き芋を使うと美味しく仕上がります。
ちょっとここで話を脱線。
最近、日本のさつまいもがアメリカで注目されているって知っていますか?
アメリカに売っている“Sweet Potato”は、見た目は日本のものとほとんど変わりませんが、中は鮮やかなオレンジ色で、だいぶ水分が多いんです。
それはそれで美味しいのですが、ほっくり感はあまりありません。
最近は、普通のスーパーマーケットでも「Japanese Sweet Potato」が売られており、日本人としてはちょっとお高めでも“ここぞっ!”という時には、どうしても手が伸びてしまうのです。
⑵ 蒸したさつまいも・あんこ・白玉を準備する
蒸したさつまいもは中央の太めな部分を1cm程度の厚さにスライスし、あんこは4等分にして丸めておきます。
白玉粉は、少しずつ水を加えて混ぜ合わせ“耳たぶ”くらいの硬さになるまで捏ねておきましょう。
⑶ さつまいも・あんこを白玉で包む
さつまいもとあんこを白玉粉で包みます。
後でフライパンで焼くので、できるだけさつまいもとあんこがはみ出ないように気をつけましょう。
⑷ フライパンで焼く
フライパンに油をしいて、クッキングシートで余計な油分を拭き取り、火をつける前に ⑶ で包んだお団子をフライパンに並べます。
中火をつけて、2〜3分うっすら焼き目がつくまで焼いてからいたらひっくり返し、蓋をしてさらに6〜7分焼き、またひっくり返して2〜3分ほど焼きます。
指で焼き目を触ってパリパリと香ばしい感じになったら完成〜♪
ちなみに、ラップで一個ずつ包んで保存バッグに入れれば、2週間程度冷凍保存も可能です。
まとめて作っておいて、少しずつ食べてもいいですね!
簡単にできる“舟和の芋ようかん”コピーレシピ
〈 材料 〉
さつまいも :1本(500g程度のもの)
白砂糖 :75g
黒糖 :10g
塩 :ひとつまみ
寒天 :8g(“かんてんクック”2本分)
水 :200cc
アメリカでこちらのレシピを作る場合、“黒糖= Brown sugar”ではないので気をつけましょう。
Dark Muscovadoというお砂糖がスーパーやAmazonで購入できるので、こちらを使うと日本の黒糖で作るのと同じような風味になります。
⑴ さつまいもを蒸す
こちらも、先ほど紹介した“いきなり団子”と同様に、さつまいもはじっくり長時間蒸すのがおすすめ!
茹でたりレンジにかけたりしたものとは、甘味も舌触りも全く違います。
皮を剥いて小さく切らずに、丸ごとのまま蒸すのがおすすめです。
⑵ 蒸したさつまいもの皮を厚めに向いて、砂糖・塩を混ぜながら潰す
蒸したさつまいもの皮を厚めに剥いて、白砂糖・黒糖・塩と一緒に混ぜ合わせながら潰していきます。
皮を分厚く剥く理由は、きれいな色に仕上げるためです。
じっくり長時間蒸したお芋ですと、ヘラで簡単に潰せます。
本物の“舟和の芋ようかん”に近づけたい人は、混ぜたペーストをさらに濾してください。
⑶ 粉寒天をお湯に溶かす
水を小鍋に入れて温めながら、粉寒天がダマにならないようにしっかり溶かします。
⑷ ⑵のさつまいもペーストと⑶の寒天液をよく混ぜ合わせる
⑵で作ったさつまいもペーストに⑶の寒天液を入れて、しっかり分離しないように混ぜ合わせます。
⑸ 容器に入れて半日冷蔵庫で冷やし固める
⑷ を四角い型に入れて、表面をならしてから粗熱をとり、冷蔵庫で半日以上冷やし固めてください。
本当なら寒天流し型がよかったのですが、我が家にはないのでガラスの耐熱皿で代用。
ココット皿などに入れてプリン型にしても可愛いですよ♪
固まった芋ようかんを型から出して、きれいに切り分けたら完成です。
端っこなどは、食パンにバターと一緒に乗せてトーストするのがおすすめです!
和菓子だった芋ようかんが一気に洋菓子に変身します。
疲れた時には、やっぱり甘いものが欲しくなりますよね。
しかし、アメリカではなかなか“ほっこり”するような優しい甘味のお菓子には出会えません。
さつまいもスイーツて、食べるだけで気持ちが落ち着く〜癒される〜。
今回紹介したレシピは、どちらも簡単に作れますので、アメリカに在住の方だけではなく、日本にお住まいの方も「あの銘菓がすぐに食べたい!」なんて時には、ぜひチャレンジしてみてください。