キャンプシーズンに向けての試作 Vol.1
まだまだコロナ終息の兆しが見えないアメリカですが、各地にあるナショナルパーク(国立公園)などが徐々に閉鎖解除になってきました。そうなってくると、やっと我が家のキャンプ魂に火がついてきました。
実は我が家は、毎年夏には2週間に一度はキャンプに行くという無類のキャンプ好き一家なのです!
でも、皆んな考えることは同じで、便利で素敵なキャンプ場は既に人で溢れています。そこで今年は、山奥の車では行けないような場所を中心にキャンプを楽しむことにしました。
そうです!バックパックキャンピングです!
そこで課題になるのが食事です。バックパックで全ての荷物を運ぶため、もちろんクーラーボックスなんて持っていけませんし、極力荷物を軽くすることがポイントになってきます。
ということで、今回はバックパックキャンピングに向けて常温で保存可能な味噌玉を試作してみました。味噌玉は、キャンプ以外にも毎日のお弁当のお供としても活躍してくれます。具材を色々アレンジすれば、バリエーションは無限大です。
あっという間に出来上がってしまうのでぜひ皆さんもお試しください♪
キャンプ飯の試作として、味噌玉以外にも糒(ほしい)作りにもチャレンジしました。
そもそも「味噌玉」とはどんなものかご存知ですか?発酵食品ブームにのって、数年前から流行っています。
味噌玉とは、味噌にネギや鰹節などの具材を加えて混ぜたものを丸めたもののことです。カップに味噌玉を入れ熱湯を注ぐだけで、あっと言う間に味噌汁が出来上がり!
美容にも健康にも良い話題のパワーフード「味噌玉」ですが、実は、戦国時代の武将たちも魅了され戦場にまで携帯していたことをご存知でしょうか。
(中略)
「腹が減っては戦はできぬ」というよく知られた言葉がありますが、空腹を満たすのはもちろんのこと、食事の質は戦いの勝ち負けを左右するほど大切なもの。
戦国武将たちは戦いの合間に食べる「陣中食」「戦陣食」に強い関心を持っていたのだとか。
陣中食という意味から考えると、ただ「栄養がある」だけでなく、「持ち運びしやすい」「保存できる」「作りやすい」「すぐ食べられる」といったことも大切なポイントです。こうした考えにも合致し、戦国武将に愛されてきたのが「味噌玉」というわけです!
味噌は味わい深いだけではなく、美肌効果や整腸作用など様々な効能があるパワーフードですが、それを気軽に出先で楽しめたらこんなに嬉しいことはないですよね♪
特に、山登りなど体をたくさん動かした後に飲む温かいスープは涙が出そうになるくらい美味しいものです。
「味噌玉」には色々な具材を入れることができますが、今回のポイントは “常温保存ができる” という点です。なので、具材にも極力水分のないものを使います。
では、早速作り方を紹介します。
〈 材料 〉 ※味噌玉6個分
・味噌 ;100g(お好みのもの)
・粉末だしパック;一袋(8g程度)
・具材 ;2種類以上
ex)乾燥わかめ、乾燥あおさ、おぼろ昆布、麩、乾燥青ネギ、ゴマ等
今回私は、乾燥ワカメ・乾燥あおさ・ゴマ・干しキャベツ・干し青ネギ・おぼろ昆布・油揚げ(常温保存OKのもの)を用意しました。
キャベツと青ネギは細かく切って天日干ししました。ネギは味噌汁の風味アップに、キャベツは食感アップに活躍します♪
作り方はとても簡単!まずは味噌に粉末だしを混ぜます。いつもなら出汁パックは出汁をとって捨ててしまいますが、味噌玉の場合は丸ごといただきます。
あとはお好みの具材を加えて、ボール状に丸めます。ポイントは、手で直接味噌や具材を触らないことです!手で丸めてしまうと、常温保存した際に雑菌が繁殖してしまう恐れがあります。
欲張りな私は色々な具材を入れて味噌玉を作ったので、後から具材が分かるようにタグをつけました。逆に、どんな具材が入っているか分からなくしても楽しいかもしれませんね♪
おぼろ昆布や干し野菜は、外から見えるようにしてみてください。
見た目が可愛らしい味噌玉になりますよ♪
飲む時はお椀やカップに味噌玉を入れて、お湯を注いで味噌玉をお箸などで崩します。
あっという間にお味噌汁の完成です!乾燥具材を使った味噌玉は、常温でも1週間以上日持ちします。また、まとめて作って冷凍保存すれば、1〜2ヶ月は美味しく食べられます。
ご飯の度に味噌汁をいちいち作らなくて済むので、家でも重宝しますよ♪
いかがですか?今回は、あっという間にできて日持ちもする味噌玉の作り方を紹介しました。我が家はキャンプのために作りましたが、まとめて作って日々の食事のお供にしても便利です♪
また、具材を色々試してみてオリジナル味噌玉を作ってみるのも楽しいです。
ぜひ皆さんも試してみてください♪
「キャンプや毎日のお弁当のお供に!常温保存OKの味噌玉作り」に3件のコメントがあります