日本は梅雨真っ盛りでしょうか?梅雨が明けると本格的なレジャーシーズンの到来ですね!
こちらアメリカ・コロラドも、季節が安定してきてハイキングやキャンプが楽しい季節になりました。アウトドア好きの我が家にとって待ちに待った楽しいシーズンです。我が家だけではなくコロラドに住んでいる人はとにかくキャンプやハイキングが大好き!毎年、キャンプ場は予約解禁日に即埋まってしまうほどです。ロッキーマウンテンも同様で、例年は数少ない予約不要のキャンプ場を転々としていたのですが、昨年発生した大規模な山火事とコロナの影響で、軒並みお気に入りのキャンプ場はクローズ…。ということで、今年は趣向を変えてバックパックキャンプを楽しむことにしました。
今回はハンドメイドから少し離れて、我が家のバックパックキャンプについて紹介します。初回は、必要なギアについてなどの準備編!全てが自己流ですが、今までの教訓を踏まえていますので、これからバックパックキャンプに挑戦したい方はぜひ参考にしてください。
目次
最低限これを揃えよう!我が家のキャンプギア
まず、我が家の家族構成を紹介します。我が家は3人家族+わんこ1匹、Daddy B(おっさん)・Mommy K(おばちゃん)・Little R(もうすぐ6歳)・Cookie(もうすぐ2歳オス)です。今回訪れたロッキーマウンテン国立公園はペット禁止なため、Cookieはペットホテルでお留守番してもらいました。ということで、必要なギアは大人2人と子供1人分です。持ち物や道具はこのような感じ♪
では、それぞれ詳しく紹介します。
1. ソフトリザーバー
トレッキングやハイキングをする方は持っている方も多いでしょう。バックパックキャンプにおいてもソフトリザーバーはとっても便利!重いバックパックを下ろさずに歩きながら水分補給できるからです。必須アイテムと言ってもいいでしょう。
2. 浄水濾過装置
飲み水を確保できる水道設備が整った場所では不要ですが、今回我が家が利用した場所は水道は全くありません。そのため、飲み水は川などから確保しなくてはいけないのです。そこで必要になるのが浄水濾過装置!これさえあれば天然水が飲み放題です。
3. グランドシート
我が家の場合、バックパックキャンプの場合はタープで簡易シェルターを作って休みます。そのため、グランドシートは必需品です。テント泊する場合も、湿った場所の可能性がある場合は念の為持っておくといいでしょう。グランドシートはキャンプ用でなくても、ブルーシートやレジャーシートで代用できます。
4. ハンモック
こちらはオプションです。この日は連泊だったため、男性陣が日中探検に行っている間にMommy Kanaがダラダラするためだけに持って行きました。
5. タープ
先ほどもお話した通り、今回はタープ泊でした。我が家が使っているのはmont-bellのL.Wタープワイドです。これさえあれば大人2人+子供1人が寝転がれるシェルターが作れます。
6. エアマットレス&エアピロー
これは個人的にマストアイテムです。どちらが欠けても眠れません…。折りたたみタイプのスリーピングマットレスもありますが、我が家はコンパクト性を重視して空気で膨らませるタイプを使っています。
エアマットレスやエアピローがないと、こんな地面に直接寝ているのと同じことになってしまいます…
7. トレッキングポール
緩やかな坂道なら不要という方も多いでしょうが、タープ泊をする場合は必須アイテムです。なぜかというと、タープを張る時のポールとしても使うからです。
トレッキングポールを利用すれば、別で専用ポールを買う必要はありません!ケチケチ我が家にぴったり笑
8. 寝袋
キャンプ先や季節に応じて、適切な耐久温度のものを選びましょう。
9. 救急セット
我が家は、絆創膏・消毒液・痛み止め錠剤などを入れています。
10. カップ&カトラリー、シングルバーナー&ガスボンベ、鍋、ライター
これらはキャンプスタイルや食事内容に応じて準備しましょう。どんなものでも大丈夫ですが、一つだけポイントを紹介します!カップはできるだけスタッキング(重ねられる)タイプを選びましょう。コンパクトさがかなり変わります。
11. ナイフ&火打ち石
こちらは念の為のアイテムです。万が一の時に持っていくと困りません。
12. 虫除けスプレー&ウェットティッシュ
山には蚊以外にブヨなど刺されると激しい炎症を起こす虫もいるため、虫除けスプレーは夏のキャンプに欠かせません。また、ウエットティッシュは汗を拭いたり食器をきれいにするのにかなり重宝します。多めに持って行きましょう。
13. レインウエア
山の天気は変わりやすいので、雨が降らなさそうな場合でも念の為持っていくようにしましょう。コットン系の洋服が濡れてしまうと、体温を下げてしまい危険です。
14. ヘッドライト
人数分入れておくようにしましょう。
15. 食料&ベアキャニスター
私もついつい「念の為多めに」と食べ物をたくさん持って行きがちですが、これが荷物の重量に大きく影響します。前もって献立を立てて最小限の量に抑えましょう。ただし、登山中に食べる行動食は多めにもっていくことをおすすめします。ベアキャニスター(クマ缶)は携行が義務付けられている場所やクマと遭遇する可能性がある場所以外では不要です。
16. バックパック
これから用意する場合は、荷物の全体量を把握してから購入しましょう。多すぎても登山中疲れますし、荷物が収まらなくては困ってしまいます。また、チームの各メンバーがそれぞれどのくらいの荷物を持てるかも事前に想定しましょう。
バックパックはレインカバー付きのものを購入するか、別売りのレインカバーも合わせて購入しましょう!山の天気は変わりやすいため、レインウエアと同様に必須アイテムです。
写真を撮ってから大切なものを揃え忘れていたのに気がつきました…。この3つもかなり重要です。みなさんはお忘れないように!
17. 細いロープかパラコード
キャンプサイトの状況は行ってみないとわからないため、タープやハンモックを現地に応じてカスタマイズできるように我が家では必ず持っていくようにしています。
18. トイレットペーパー
キャンプサイトのトイレにはトイレットペーパーがない場合もあります…。ティッシュはトイレに捨てられませんので、必ず1ロールは持っていくようにしましょう。
ちなみに今回のトイレはこちら。トイレットペーパーどころか壁さえありません!
18. 保存袋
これはキャンプには欠かせないアイテムです。アルファ米などを戻す時にも使いますし、ゴミ袋としても使います。「少し多いかな」というくらい持っておくと色々使えて便利です。
今回紹介したのはあくまで我が家の場合です。これらがあればとりあえずバックパックキャンプは楽しめますが、帰った後「何が必要だったか、何が不要だったか」を振り返ることが重要!帰宅後に思い出を話しながら、荷物についても話し合ってみましょう。
ちなみに、我が家が使っているギアは日本で購入できないものもあるため、Amazonから同等の商品をピックアップしました。ぜひ参考にしてください!
ちなみに、今回の荷物(食料品含む)の総重量は、
Daddy B 21.2kg
Mommy Kana 5kg
Little R 3.4kg
合計 29.6kgでした!
我が家の2泊3日携帯食料「簡素バージョン」
この時のキャンプは今シーズン初めてのバックパックキャンプということで、食事は出来合いのもの中心に簡単に済ませました。といっても、標高の高い山を上り下りするのでしっかりと計画的に準備しなくてはいけません。
アメリカの国立公園のいくつかは、上の写真のようにベアキャニスター(クマ缶)の携行が義務付けられています。クマにテントを荒らされないように、簡単には開けられない容器に食べ物やゴミ、体を拭いたウェットティッシュなどを入れて、夜はサイトから離れた場所に隠しておくのです。
つまり、この容器に入る分の食べ物しか持っていけないということです!これが結構シビアで、カップラーメンなどのかさばる食べ物は持っていけません。そこで、我が家が用意したのが以下の食べ物です。
・キャンプミール(フリーズドライされた食事)
・手作り糒(ほしい)※もちろん市販のアルファ米でOK!
・ふりかけ
・粉末スープ
・ビーフジャーキー
・トルティーヤ(パンの代わりに)
・ピーナッツバター
粉末スープは通年を通して我が家のキャンプには欠かせません。暖かいスープを飲むだけでも体力が回復します!今回は時間がなかったので市販のものを持って行きますが、気持ちと時間に余裕がある時は事前に“味噌玉”を作って持って行きます。
コーヒー好きの私も、キャンプの時には朝イチでスープを飲みます。お腹にたまるのでおすすめです。
その他に毎度キャンプに持って行って良かったーと思うのが、粉末のスポーツドリンクの素!ちょっとした甘みと塩分が疲れた体に染み渡ります。必要な分を保存袋に入れて持って行きます。万が一濾過したお水に匂いがあっても、これを入れると気にならなくなります。絶対おすすめです!
写真を撮り忘れましたが、行動食にはトレイルミックスを持って行きます。お好みのナッツ・チョコレート・ドライフルーツを適当に袋に入れて混ぜるだけ!歩きながらでもちょこちょこ摘めるのでおすすめです。
今回は我が家のバックパックキャンプに持っていくギアや食べ物を紹介しました。ご覧いただいた通り、バックパックキャンプは最小限の装備でワイルドな自然を楽しむのが醍醐味です。少々の不便さはありますが、試行錯誤して問題を解決することは、子供はもちろん大人にとっても貴重な思い出となります。また、テントやテーブル、チェア、焚き火台など…高価な道具は必要ないため、初期費用を抑えて楽しめるというのも魅力です。
普通のキャンプでは物足りない方や、自然を全身で感じたい方、お金をかけずにキャンプを楽しみたい方は、ぜひバックパックキャンプにチャレンジしてみてください。
次回は実際にキャンプへ行った様子と、簡単にできる即席キャンプ飯のレシピを紹介します。興味のある方は是非次回もご覧ください。
「バックパックキャンプのすすめ。Vol.1
準備編「低コスト!準備楽チン!」」に2件のコメントがあります