バックパックキャンプのすすめ。Vol.3
調理&おまけ編「おすすめキャンプ飯と高山植物」


バックキャンプについてのお話が長くなってしまってごめんなさい…。しかし、みなさん興味を持っていくださっているようなので、今回は超簡単で材料も少ないキャンプ飯レシピを紹介します。さらに、前回ロッキーマウンテンへ訪れた際にあまりにも高山植物が綺麗だったので、おまけ編として道中に見かけた植物も紹介します。



Kana
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Vol.1が準備編、Vol.2ではある日のキャンプスケジュールを紹介しています。「キャンプに行くのは面倒…」という方も行った気分に浸れると思いますので、ぜひ合わせてご覧ください♪






今回の ”コンパクト&元気の出る”食材

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まずはこの日の一泊二日キャンプで持っていった食料を紹介します。ポイントは、「常温保存できること」と「かさばらないこと」「できるだけ軽量であること」の3つです。

1. コストコのマフィン:息子の朝食用

2.トルティーヤ:運んでいるうちに潰れない上にかさばらないので、我が家のキャンプ飯の定番です。

3.インスタントスープ:暖かい飲み物はキャンプの時には欠かせません。飲むだけで元気が出ます。

4. オレオプティングの材料(※):甘くて高カロリーなスイーツを食べると、体力が一気に回復します!

5.アルファ米&ふりかけ:万が一の時用にいつも持って行きます。

6.ナッツバター:私はトルティーヤに塗って食べますが、Daddy Bは行動食としてそのままチューチュー食べています。

7.ピザラーメンの材料(※):我が家定番のキャンプ飯です。ジャンクな味が堪りません。

8.フリーズドライ食:万が一の時用にいつも持って行きます。

9.アップルソース:息子のデザート用

10.粉末スポーツドリンク:濾過した天然水に万が一匂いなどがあっても、これを混ぜれば全く気になりません。

Kana
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(※)は後ほど詳しく作り方を紹介します♪










我が家夫婦の思い出の味「ピザラーメン」

画像に alt 属性が指定されていません。ファイル名: ピザラーメン_材料.jpg

〈 材料 〉※3人分

・インスタントラーメン:3袋
・サラミなど(常温保存できる加工肉):お好みの量、多めの方が美味しい
・さけるチーズかスティックチーズ:お好みの量、多めの方が美味しい
・トマトペースト:大さじ1・1/2
・ドライトマト(オイル漬けタイプ):トマト1/2カップ+オイル大さじ1
・イタリアンハーブミックス(バジル、タイム、オレガノ、セージなど):大さじ1

Kana
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チーズは粉チーズで代用もできます。また、現地で塩分を調節したい方は、少量の塩を持っていくことをおすすめします。






⑴ チーズ・サラミ・ドライトマトを小さく切り、バッグに入れる。

画像に alt 属性が指定されていません。ファイル名: ピザラーメン_手順2.jpg

チーズ・サラミ・ドライトマトを細かく切って密閉袋(ジップロック)に入れ、ドライトマトのオイルとハーブも加えておきます。バックパックでオイルが漏れないように、袋は二重にしておきましょう。



⑵ インスタントラーメンは麺のみバッグに入れる。

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このレシピでは粉末スープは使わないため、山で無駄なゴミが出ないようにあらかじめ密閉袋に麺だけ入れておきましょう。ご自宅でやっておく準備はこれで終了です♪

ちなみに、我が家の場合スープは別の食事の際に飲みます。塩分が感じられるラーメンスープは、疲れた体に染みます。



⑶ 現地でお湯を沸かして適量入れ、ジャケットなどで包んで柔らかくなるまで待つ。

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いよいよここから現地での調理作業に入ります。まずは2カップ程度のお湯を沸かしてバッグに注ぎます。そして、お湯が冷めないようにタオルやジャケットで包んで1〜2分待ちます。すると、すっかり麺は柔らかくなります。



⑷ あらかじめ用意しておいた⑵を加えて、均等になるように揉む。

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用意しておいた具材・ハーブ・オイルを加えて、麺に均等に絡むようにバッグの上から揉みます。この時に麺を柔らかくしすぎているとベタベタになるので注意しましょう。

これでピザラーメンの完成です♪驚くほど簡単ですが、これが意外に美味しいんです。塩分を少なめにすれば小さいお子さんでも食べやすいですし、大人の方向けにお好みで唐辛子を入れればペペロンチーノ風にもなります。また、ジェノベーゼソースを用意しておけば、別の味も楽しめます。ぜひ、このレシピを基にあなたオリジナルのピザラーメンを作ってみてください。





流水で冷やすジップロックスイーツ

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今回は日本では売られていないオレオ・プティングミックスを使ったので、レシピの紹介というよりもキャンプで簡単に作れるスイーツアイデアについてお話します。今回購入したようなプリンやゼリーミッスクは、キャンプにはぴったりの材料です!材料に牛乳を使うようなものは、スキムミルクやコーヒーミルクを使えばアウトドアでも作ることができます。

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アウトドアでの作り方はとても簡単です。自宅で密閉袋に移しておいたゼリーミックスにお湯を入れて、よく振ってしっかりと溶かします。

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あとは小川など冷たい水につけておけばあっという間に固まってしまいます。型もクーラーボックスも不要!冷たいデザートは暑い夏のキャンプにぴったりです。

ここでワンポイントアドバイスを紹介します♪ コップの内側にカッターなどで1カップ分の水位ラインを傷つけておくととても便利です。これならキャンプの際も正確に水を計ることができます。

Kana
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ただし、ホーローカップなどは傷をつけてしまうとそこから錆びてしまいます。アルミ製やステンレス製カップで試してみてください。


画像に alt 属性が指定されていません。ファイル名: オレオプティング_完成.jpg

出来上がりはこんな感じです。ひんやり甘ーいスイーツは、暑い日のおやつにぴったりです。コップ一杯食べるだけでパワーチャージできました。


「どのゼリーミックスを選べばいい?」という方は、下の表を参考に商品を選んでみてください。寒天なら常温でも固まりますので、川など冷やす場所がなくても作れます。また、ゼラチンは低温のお湯で溶けるので、キャンプでも作りやすいです。

寒天ゼラチンアガー
主原料テングサなどの海藻牛や豚の骨や皮に含まれるコラーゲン海藻やローカストビーンガム(マメ科の種子)など
溶かす温度90℃以上50~60℃90℃以上
固まる温度40~50℃
(常温)
20℃以下30〜40℃
(常温)





ジップロックレシピに挑戦する時の注意点!

ジップロック®︎シリーズにはいくつかの種類がありますが、ジップロックレシピに使えるのは一部の商品のみです。ちなみに、ジップロック®︎シリーズのそれぞれの耐熱温度は以下の通りです。


フリーザーバッグ耐熱温度 100℃
耐冷温度 -70℃
イージージッパー耐熱温度 80℃
耐冷温度 -70℃
スタンディングバッグ耐熱温度 100℃
耐冷温度 -70℃
ストックバッグ耐熱温度 80℃
耐冷温度 -70℃
お手軽バッグ耐熱温度 80℃
耐冷温度 -70℃
※上記耐熱温度及び耐冷温度はAmazonのデータを基にしております。




つまり、熱湯を注ぐジップロックレシピにおいては「フリーザーバッグ」「スタンディングバッグ」しか使えません。それ以外のバッグを使うと、熱で溶けてしまう恐れがあるためです。その他のブランドの密閉袋を使う際も、必ず耐熱温度を確認しましょう!




ロッキーマウンテンで見られる高山植物

ロッキー山脈では日本ではなかなかお目にかかれない草花が自生しており、登山で疲れた体を癒してくれます。今回のキャンプは7月初旬に行ったのですが、至る所で色とりどりの花を見ることができました。その一部を紹介します。

Blue Columbine(ブルーコロンバイン)
正式名称はAquilegia coeruleaと呼ばれ、オダマキ属キンピウゲ科の花です。ロッキー山脈に自生しているため、「ロッキー・ブルーコロンバイン」と呼ばれることもあり、アメリカ・コロラド州の州花にもなっています。綺麗な淡いブルーと特徴的なフォルムがとても目を引きます。



Indian Paintbrush(インディアンペイントブラシ)
ハマウツボ科の植物で、他の植物に寄生して育つ寄生植物の一種です。アンデス山脈や北アジア、ヨーロッパに自生してますが、ブルーコロンバインと同様にロッキー山脈でも多く見ることができます。



Wild Rose(ワイルドローズ)
正式名称はRosa woodsiiで、カナダとアメリカ・アラスカや西部から中央部にかけて自生しています。標高の高い森林や湿った岩場でよく見られ、それ以外での場所では栽培は難しいとも言われている貴重なバラです。



Canada Violet(カナダバイオレット)
カナディアンホワイトバイオレットやホワイトバイオレットとも呼ばれ、バラ類キントラレオ目の花です。アメリアとカナダ全域で見られます。



Heartleaf Arnica(ハートリーフアルニカ)
キク目キク科ヒマワリ属の花で、北アメリカ西部に自生しています。標高1,200〜3,400mの針葉樹林で生息するため、ロッキー山脈でも多数の株が集まって咲いている様子を見ることができます。



Harebell(ハーベル)
キキョウ科の植物で、ブルーベルと呼ばれることもあります。北半球全域で見ることができますが、湿気のある森林を好むため、高山植物としても知られています。



Cow Parsnip(カウパーシップ)
正式名称はHercleum maximumで、セリ科の植物です。日本でもこれによく似たオオハナウドを見ることができますが、カウパーシップは北米特有の品種で、サイズは大きいことが特徴です。

Kana
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日本からロッキーマウンテンへキャンプで訪れたい方におすすめのキャンプギアレンタルサービスもあります!Vol.2で簡単に紹介していますので、興味のある方は是非合わせてご覧ください。



今回は、クーラーボックスを持参できないバックパックキャンプでもできる、便利なジップロックレシピを紹介しました。3回に渡ってキャンプネタにお付き合いいただきまして、本当にありがとうございます。次回からはまた料理やハンドメイドに関するトピックスを紹介しますので、どうぞ今後ともよろしくお願いします!



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