
フルーツバスケットをハンドメイド
最近家にいることが多くなったせいか、家の中の至る所の収納が気になっている今日この頃です。
今一番気になっているのがキッチンカウンターの上です。
どうしても食材をまとめ買いするため、果物(リンゴやバナナなど常温で置いておくもの)の置き場に困っています。
キッチンカウンターの上に無造作に置かれたリンゴやバナナを見るたびに心がモヤモヤしていました。
ということで今回は、ラタンで編んだフルーツバスケットを紹介します。
ラタン編みの基礎やオススメ書籍も紹介しますので、興味があるあなたはぜひ参考にしてください。
ラタン編みは特別な道具は必要なく、材料もまとめて買えば安価です。
時間が空いた時間に少しずつ編めるのも嬉しいですよね♪
新しい趣味のひとつとしてチャレンジしてみてはいかがでしょうか。
目次
見た目ほど難しくない!ラタン編み

ここではラタン編みの大まかな手順について説明していきます。
大きなカゴを編む場合もアクセサリーなどの小物を作る場合も、基本的には同じ工程ですので参考にしてください。

材料や道具も作品の大きさによって変わりません!
ラタンは少量ではなかなか販売されていませんので、一度購入して色々作ってみても楽しいですね♪
〈 基本の材料と道具 〉
・ラタン(籐);作るものによって多少太さを使い分けますが、太さ2mm〜3mmを購入すれば、色々作れる。
・ハサミ ;ラタンを指定の長さに切り揃えたり、編み終えた後に飛びてたラタンを切るので、刃先が鋭くて切れ味のいいハサミがおすすめ。
・目打ち ;編んでる最中に細い穴にラタンを差し込んだりする時に便利。
・エンマ(もしくはペンチ) ;ラタンに折り癖をつけるために使う。

エンマとは、ヤットコという工具の一種で、はさむ部分が平面になっており、材料を押しつぶす為に使います。

〈 あると便利な材料と道具 〉
・インスタントコーヒー ;ラタンに色付けをするために使う。(詳しくは後ほど!)
・ピンセット ;アクセサリーを作る際など、細かい作業をする場合は用意しておく。
・ひも ;ビニール紐でもたこ糸でもなんでもOKです。編み途中にラタンを仮にまとめる時などに使う。
・袋クリップ ;こちらも編み途中にラタンを仮にまとめる時に便利。

材料と道具が揃ったら、ラタンをレシピなどを見て切り揃えます。
そうしたら、お好みでラタンに色を付けます。
そこで登場するのがインスタントコーヒーです ‼︎
〈 コーヒーでラタンを染める工程 〉
⑴ 染めたいラタンがしっかり浸かる分のお湯を沸かす。
⑵ お湯に飲む場合の10倍程度のインスタントコーヒーを溶かす。
⑶ ⑵のコーヒーに濃度2%程度になるように塩を加える。
⑷ 沸騰したら火からおろしてラタンを入れて完全に冷めるまで待つ。
⑸ ラタンをコーヒーから上げて、完全に乾かす。

コーヒーから上げたばかりの状態だと上の写真のような色になります。

濃い色にしたい場合は、コーヒーを火から下ろす前にラタンを鍋に入れ、10分〜15分程度煮ます。

乾くと上の写真のようになります。
コーヒーから上げたばかりの状態よりも色は薄くなります。
私がイメージした、「年数が経って日焼けした感じの色」がうまく定着してくれました♪
ここまで準備できたら、編む直前に水に浸して柔らかくします。

しっかり水分を含ませて柔らかくしないと作業中にラタンが折れて切れてしまいます。
作業中に乾いたら、こまめにラタンを濡らして常に柔らかい状態にしておきましょう!
あとはのんびり編んでいくだけです。
編み方にはいくつか種類がありますが、こちらの動画がとても分かりやすいです。

ラタンを水につけながらの作業になるので、手も段々とふやけてきてしまいます。
強くラタンを引っ張る工程もあるので、手への負担も大きいです。
手荒れが気になる場合はゴム手袋を用意しましょう。
さて、今回は欲しかったフルーツバスケットを編んだのですが、ラタン編み修行中の私がのんびり3時間ほどかけて編んだものがこちらです!


昭和の香り漂うレトロなフルーツバスケットが出来上がり、大満足です!
カチッと整列して編まれているラタンのかごも素敵ですが、少し不恰好でも手作り感のあるラタンもそれはそれで味があって素敵ですよね。
何よりも自分で編むと愛着が物凄く湧きます。
かごは材料もたくさん使いますし、何より時間がかかります。
これからラタン編みを始めたいあなたには、まずは小物作りからチャレンジすることをオススメします。
夏に向けてラタンアクセサリーを作るのも素敵ですよね♪

もっと簡単なのがコースターです。
お好みの大きさまで丸く編んでいくだけなのでとても簡単です。
かごなど大きな物を作る前に、練習がてらコースターを作ってみるのもいいですね。

ラタン編みの基礎について簡単に説明しましたが、お分かりいただけたでしょうか?
ラタン編みは実用性があるだけではなく、インテリアのポイントにもなります。
コツさえつかめば色んな物が作れますので、ぜひチャレンジしてみてください。

「そもそもラタン(籐)って何?」というあなたにはこちらのサイトがオススメです。
材料の特徴についてよくまとまっています。
大川家具 – 籐(ラタン)とは?
おうちでラタン編みを極めよう!
初心者でもわかりやすいオススメ書籍

ここで私が参考にしているラタン編みに関する書籍を紹介します。
どれも基本的な編み方から、具体的な作品のレシピまで解説されていますので、一冊あればカゴなどを編むことができます。
「籐かご教室「紡ぎ」の 籐編みのかご」

まさに “カゴ編みの教科書” と呼べる一冊です。
カゴの種類から様々な編み方まで丁寧に写真付きで解説されています。
この1冊を読めば、基本的な編み方は全てマスターできますし、色々な作品が載っているため、オリジナル作品を作る時のヒントもたくさん見つかります。
ラタン編みを趣味として続けたいあなたには、ぜひ手に入れて欲しい一冊です!
「ラタンワークの暮らし小物とアクセサリー ノスタルジックな籐編み」

インターネットで「ラタン編み」「籐編み」と検索すると、すぐに出てくる人気の書籍です。
アクセサリーから生活小物までおしゃれで真似したくなるような作品がたくさん載っています。
もちろん基本的な編み方の解説も載っていますが、作品のレシピはシンプルに説明されているため、初心者向けというよりも中級者以上向けという印象です。
インテリアの中にお洒落にラタンを取り入れたいあなたには、インテリアの参考書としても素敵なのでオススメです。

今回編んだフルーツバスケットはこちらの書籍に載っているレシピを参考にしました。
「籐で作るアクセサリーと小物: 10種類の飾り結びで作るバングル、ブローチ、バレッタetc.」

ラタンで作るアクセサリーに特化した書籍です。
イヤーアクセサリーからネックレスやブレスレットだけではなく、ミニバッグや帯留め、最近流行りのスワッグにつける飾りなど幅広い作品がレシピと共に紹介されています。
個人的には、ラタンを使ったラッピングアイデアが気になって購入しました。
「カゴみたいな大きいものを作るのはちょっと…」なんていう方にもオススメの一冊です。
「籐で作るアクセサリーと小物: 10種類の飾り結びで作るバングル、ブローチ、バレッタetc.」

ラタン編みとは少しずれますが、私がラタン編みに興味を持ったきっかけとなった書籍です。
自然に生息している様々な植物を使ってカゴを作る方法が解説されています。
カゴのレシピだけではなく、どんな植物からどの部分を採取するのかというところから丁寧に紹介されています。
いつか作りたい!という気持ちはもちろんありますが、写真集として見ているだけでも癒される一冊です。
いかがでしたか?
ラタン編みの魅力を少しでもお伝えすることができたら嬉しいです。
ラタン編みのかごって、イメージする形やサイズにぴったりのものを買おうとしてもなかなか巡り会えないものですよね。
そんな時は思い切って作ってみてはいかがでしょうか?
上手に編めなくても大丈夫です!不恰好でも可愛らしいカゴに仕上がります!
難しい作業はありませんので、ぜひ興味があるあなたは挑戦してみてください。
「不恰好くらいが可愛らしいラタン編み。」に3件のコメントがあります