“アレ”が無水エタノールの代用に!?
簡単ルームフレグランス作り
皆さんはおうちでルームフレグランスを使っていますか?
お部屋の中に好きな香りが漂っているだけで、気持ちが穏やかになりますよね。
私も以前はアロマにハマっていたので、色々なアロマオイルを集めていました。
でも、子供が小さいうちはアロマキャンドルやリードディフューザーを使うことは控えていました。
息子もだいぶ大きくなり触ってはいけないものが判断できるようになってきたので、またルームフレグランスを使い始めようと思い、リードディフューザーの材料を揃えようとしたところ…
揮発材になる無水エタノール(アメリアだとEthyl Rubbing)が全く売っていないのです。
そうです!コロナのせいです!
消毒用アルコールと同様に、無水エタノールもコロナに有効な消毒液を作る材料となるため、どこの薬局に行っても全く棚に置いていないのです。
店員さんに聞いても入荷の目処は全く立たないということで、無水エタノールの代用になりリードディフューザーに使える材料はないかと調べたところ、いいレシピを見つけました!
試しにレシピ通りにディフューザーを作ってみたところ、全く匂いが立ちませんでした…。
そこで、さらに色々なサイトを見ていいところだけを取り、無水エタノールを使わずにリードディフューザーを作ることができました!
「無水エタノール」とインターネットで検索してみると、「無水エタノール_代用」という検索ワードがすぐでてきたので、皆さん困っているのでしょうね…。
ということで、今回は無水エタノールを使わないリードディフューザーの作り方を紹介します。
リードスティックに使えるラタン編みも合わせて紹介しますので、ぜひ参考にしてください。
目次
無水エタノールの代わりになる材料を探し求めて
アロマに詳しい方ならご存知かもしれませんが、一般的にアロマオイルの香りを立たせるには無水エタノールを使います。
無水エタノールは、水分をほぼ含まない純度の高いエタノールのこと。洗浄力が高く、あっという間に蒸発する性質を持っていることから、水拭きができない電気製品などの掃除に使われてきました。刺激が強く、肌に直接つくと水分を奪ってしまう性質もあります。
「消毒用エタノール」と比べても “アルコール臭” がなく、揮発しやすいのが特徴です。
エタノール (C2H6O) 99.5vol%以上をという純度の高い無水エタノールの代用として、やはり思いつくのがアルコールです。
その中でも手に入りやすいのが飲酒用のいわゆる “お酒” です。
リードディフューザーとして使えるかどうかのポイントは、アロマエッセンスオイルが溶けるかどうかです。
まずは、とりあえずアルコール度数の高いウォッカ(アルコール50%)で試してみました。
…やはり、アロマオイルは溶けずに分離してしまいました。
やはり、無水エタノールの代用として使えるかどうかのポイントは「アルコール度数」のようです!
こうなったら、酒屋さんで売っているお酒で一番アルコール度数の高いお酒で試してみるか!ということで、今度はアルコール95%のスピリタスで試してみました。
カップに入れたスピリタスに数滴アロマオイルを垂らしてみたところ…、
ふぁーっとアロマオイルが溶けてくれました!成功です!
肝心の匂いを嗅いでみたところ、アロマオイルの香りがアルコール臭をかき消してくれていました。
直接長時間嗅がない限りは酔っ払わなそうです(笑)。
ということで、我が家の無水エタノールの代用品は「スピリタス(アルコール95%)」に決定です!
長持ちするリードディフューザーの作り方♪
無水エタノールの代用が見つかったところで、次は早速作り方を紹介していきます。
今回は、ディフューザーを長持ちさせるため少し変わった材料をプラスしました。
〈 材料 〉※ディフューザー120cc程度
・アロマオイル ;10cc
・スピリタス(アルコール95%) ;100cc
・あんず油 ;10cc
・リードスティック;適量(竹串でも代用可)
・瓶 ;1つ(出来るだけ口の小さいもの)
「アロマオイル:スピリタス:あんず油」=1:10:1
「あんず油?」と疑問に思った方もいるかもしれません。
何故あんず油を入れるかというと、アルコールの揮発をゆっくりさせるためです。
これを、「保留剤」といいます。
あんず油は杏子の種から抽出された油で、ライトオイルとしてヘアオイルやスキンオイルとしてそのまま塗ることもできます。
粘度の少ないライトオイルには他にも「べにばなオイル」が挙げられますが、こちらはあんず油と比べると酸化が早いため、“油臭く” なりやすいのでディフューザーには適しません。
あんず油の代わりに保留剤としてグリセリンも使うことができます。
あんず油と同量を加えましょう。
薬局でも手に入れることができますので、ご自分で化粧水やハンドクリームなどを作る場合には色々と使えます。
リードディフューザーの作り方はとても簡単です♪
まずは、スピリタスにアロマオイルを垂らして溶かし、そこに保留剤であるあんず油を加えるだけです。
材料を全て入れたら、かき混ぜます。
あんず油が分離しますが、それは気にしなくて大丈夫です!
あとは用意した瓶に入れてリードスティックを挿せば完成です。
段々とあんず油が沈んできますが、全く問題ありません。
リードスティックの上まで液体が浸みて香りが上がってくるまで数日かかる場合もあります。
しばらく経って香りが弱くなったと感じたら、瓶を揺すって液体をかき混ぜると香りがまた強く出てきますよ♪
材料さえ揃えてしまえばあっという間にできてしまうリードディフューザー、ぜひお好みの香りで作ってみてください。
インテリアのポイントにもなる一味違ったリードスティック
リードスティックといえば、皆さんまっすぐの物を数本挿すイメージですよね?
私もずっとそう思っていました。
ところが、たまたま持っていた “ラタン編み” に関する書籍に、素敵なリードスティックの作り方が載っていたのです!
その書籍がこちらです。
ラタン編みをしてみたいけど、カゴを作るのは大変そう…という方にとてもおすすめの一冊です!
アクセサリーやインテリア小物など、すぐに作れるラタン編みのレシピがたくさん紹介されています。
その中で2種類リードスティックの編み方が紹介されていたのですが、そのうちの “木の葉結び” のスティックを編んでみました。
元々は水引きの結びかたで、「あわじ(淡路)結び」を応用した編み方です。
出来上がったあわじ結びをひっくり返して、木の葉結びをしていきます。
ラタン編み初心者の私でも、15分ほどで出来上がりました。
通常リードスティックは月に一度ほど取り替えるので、水引きの編み方を色々勉強してバリエーションを増やしていきたいと思っています!
ラタン編みとしてはかなり簡単で時間もかかりませんので、ぜひ皆さんもリードスティックも手作りに挑戦してみてください。
いかがでしたか?
今回は、最近入手しづらい無水エタノールの代わりにスピリタスを使ったリードディフューザーを作ってみました。
思っていた以上にアロマの香りが立ち、これからもスピリタスで作ろうかな…と思うくらい気に入りました。
お値段も私が買った物で750ml・15ドル程度と、お財布にも優しかったです。
「材料はないから作るのを諦めよう…」ではなく、常に探究心を!
諦めグセのある私が今回学んだことです(笑)。
ぜひ皆さんもお試しください♪
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