
先週の日曜日、こちらアメリカはイースター(復活祭)でした。朝、窓を開けるとあちらこちらで子どものはしゃぐ声が聞こえます。
何故かって?それは、それぞれのお家に、イースターバニーが来るからです!
我が家のボーイズのところにも、もれなくイースターバニーが卵を隠しに来てくれました。
ということで、今回はイースターバニーとDaddy Bが頑張った今年の復活祭の様子と、我が家の毎年恒例イースターディナーのレシピを紹介します。
日本ではまだそれほど家庭でお祝いする風習はありませんが、春の訪れを家族で楽しめるいいイベントです。興味のある方は、ぜひ来年楽しんでみてください。
そもそもイースター(復活祭)って、何をお祝いする日でしたっけ?なんとなくキリスト教に関連する日とは知っていたものの、その詳細は全く知らず…。これを機会に調べてみました。
イースターとは「復活祭」のこと。十字架にかけられて亡くなったイエス・キリストが、3日後に復活したことを祝うお祭りで、キリスト教においてはクリスマスと同じくらい重要なイベントです。
イースターは古代ゲルマン神話の春の女神の名前「Eoster(エオストレ)」に由来するとされています。これは、イエス・キリストの復活と、春を象徴する女神のイメージが共通するからとされ、イースターには春の訪れを祝う意味も含まれています。
なるほど。なかなかヘビーな由来があったのですね。アメリカでは、スーパーマーケットに並ぶお菓子がピンクや黄色、水色などのパステルカラーに染まり、チューリップなど春を象徴するお花も売られます。
イースターと言えば、エッグハントですよね。どうして卵がイースターの象徴になっているかというと、「新たな誕生」「命の復活」という意味を持つからだそうです。
普通なら家の庭にイースターバニーが卵を持ってきてあちこちに隠すのですが、今年のイースターの朝は少し肌寒く、Little Rは鼻風邪気味…。ということで、気を利かせて家のあちこちに卵を隠してくれたようです。
朝、Little Rが目を覚ましてダイニングテーブルを見てみると…、そこにはイースターバニーからのお手紙とプレゼントが!!

早速手紙を出して読んでみると、Little Rへのミッションが書いてあり、さらにはBaby Kへメッセージまで。

早速ミッション通りに家の中のあちこちに隠された卵を探します。30分ほどかけてようやく全て探し出せました。

そしたら、お楽しみの“卵開封”です。さすがイースターバニー、Little Rの好みを熟知しています。

朝のエッグハントが終了したら、あとは家でまったり。Little Rは、家族から届いたカードを読んでから、プレゼントでもらった星座の本をベッドで読みながらベッドでゴロゴロしていました。
その間に、Daddy Bがリーダーとなり「イースターディナー」づくりに取り掛かります。
我が家の定番は、ラムチョップとキャロットケーキ。
実は、クリスチャンの間ではイースターにはラム(子羊)を食べるのが定番のようで、敬虔なクリスチャンではないDaddy Bも小さい頃からイースターにはラムを食べていたそうです。
その理由は諸説あるようですが、一番有力なのが「神の子羊」であるイエスキリストの犠牲を思い出すためという説。うーん、やはりかなり宗教的なイベントですね。
我が家では、ラムに塩胡椒を強めにかけてスキレットでこんがりと焼きます。
今年は新しい試みで、白ワインとエシャロットのソースを添えてみました。


今年参考にしたレシピはこちらです。
kitchn|How To Cook Lamb Chops
エシャロット、白ワイン、バターがベースのソースがまるでレストランな本格的な味でした。とても簡単なので、ぜひ試してみてください。
6歳児・アラフォー夫婦で10本のラムチョップをぺろり。一年に一度の我が家の楽しみです♪
付け合わせは、Little Rが愛して止まないマッシュポテトと、冷蔵庫に眠っていた野菜を盛り込んだサラダ。
シンプルならが、これが我が家定番のイースターディナーです。

イースターのもう一つの楽しみが、Daddy B特性のキャロットケーキ。私もLittle Rも大好物です。今年は、Mommy KanaとLittle Rがデコレーションして、イースター仕様にしました。

クリームチーズフロスティングを塗りたくったケーキの上には、色々な人参をスライスしてオーブンで乾燥させたキャロットチップスをあしらい、アクセントでアメリカの定番イースター菓子“Peeps(ひよこ型のマシュマロ)”を乗せました。

私がやったことと言ったら、このキャロットチップスとメッセージプレートを作っただけ…。完全に怠けてしまいました。


我が家のキャロットケーキにかなり近いレシピがこちらです。
allrecipes|Carrot Cake Ⅲ
千切りした人参をふんだんに入れるため、香り豊かでとても美味しいです。

ディナーのデザートにキャロットケーキをみんなで食べて、我が家のイースターはこれにて終了です。
近所の公園やファームでもエッグハントイベントが行われますが、Little R曰く「あれは大人がウサギの真似っこをして卵を隠しているから偽物」だそう。
6歳児なりに、色々考えているようです。
どんな宗教的なイベントでも、素敵となればなんでも取り入れるのが日本のいいところ!ハロウィンはもはや定番行事になりましたが、次はイースターが毎年の恒例行事になるのでしょうか?
お金をかけなくても、自宅で子どもが全力で楽しめるイベントって大人もワクワクしますよね。
ぜひ、皆さんも来年のイースターはご家族でお祝いしてみてください。