ささやかな我が家のサンクスビギング・デー

サンクスギビングデー

こちらアメリカ・コロラドは、紅葉もほとんど落ちて、着々と寒くて長い冬が近づいてきています。

そんな11月の最終木曜日は、サンクスギビングデー(感謝祭)。アメリカでは家族が集まってゆっくり食事を楽しむ日です。我が家でも毎年感謝祭を祝うのですが、この日はDaddy Bがキッチンを仕切る日。Mommy Kanaは皿洗いや野菜切りなど、アシスタントに徹します。


日本の友人から、「サンクスギビングデーって何食べるの?」と聞かれたので、今回は我が家の感謝祭ディナーを紹介します。決して豪華でもきらびやかでもない、我が家にあったささやかで慎ましい食卓ですが、ぜひお楽しみください。


Daddy Bがキッチンを占領する日が年に2回あります。それが、サンクスギビング・デーとクリスマス。無類の日本好きでありながらも、アメリカのイベントもこよなく愛するなDaddy B。数日前からスーパーマーケットへ行ったり、気になるレシピを調べたりと、ソワソワしっぱなしなのです。



例年、サンクスギビング・デーは朝の“作戦会議”から始まります。というのも、アメリカの行事料理は8割以上オーブン料理。きちんとスケジュールを立てて進めないと、オーブン渋滞を起こしてしまうのです。我が家では朝コーヒーを飲みながら、料理スケジュールを話し合います。

調理温度があまり上下しないで、且つオーブンが冷めないうちに次の料理に取りかかれるようにスケジュールを立てます。ちなみに、この日のメニューがこちらです。

通常、サンクスギビング・デーには七面鳥(ターキー)を焼きますが、我が家には大きすぎますし、Mommy KanaとLittle Rは胸肉やササミなどのホワイトミートが苦手…。なので、全身がジューシーなダークミートの合鴨を毎年焼きます。





〈フォカッチャのスタッフィング〉


「スタッフィング」とは、元々ターキーの中に詰める食材のことですが、一般的にはサンクスギビング・デーの定番料理を指します。クラッカーやパンにバター等を染み込ませて、ハーブと塩で味つけて焼く料理で、その家独自のレシピを持っているご家庭が多いようです。例年はクラッカーで作っていましたが、今年は新しいレシピに挑戦!フォカッチャを使ってみました。参考にしたレシピはこちらです。

Kana
Kana

スタッフィングミックスも売られていますので、興味のある方はぜひ試してみてください♪





〈キャンディヤム〉


キャンディヤムは“THE アメリカ料理”という一品で、サツマイモの上に砂糖とバター、マシュマロを乗せてオーブンで焼きます。初めてこの料理と出会った時は、「晩御飯にこれ…?」と疑心暗鬼でしたが、何かと塩味の強いサンクスギビング・デーの食事の中で、いい箸休めになってくれます。我が家が参考にしているのは、こちらのレシピです。


Kana
Kana

しょっぱいご飯の間の甘い箸休め…「何かに似てるな」と思ったら、まさにおせち料理の栗きんとん!
初めは抵抗があるかもしれませんが、秋ディナーの一品におすすめです。





〈トリュフポテト〉

サンクスギビング・デーにはマッシュポテトを作る家庭が多いようですが、我が家が断然ローストポテト派です。皮付きのまま小ぶりのジャガイモをじっくり焼き、刻んだトリュフとトリュフオイル、塩を絡めます。といっても、本当のトリュフを買う財力はないので…、コストコで定期的に買っているこちらのトリュフオイルを使っています。(日本でも買えるのかな?)

Kana
Kana

日本に住んでいる時は、下のトリュフオイルを使っていました!こちらも風味豊かで、パスタに少しの塩とオイルを絡めるだけで、まるでレストランの味に♪



午前中からオーブンをフル稼働させて、調理している間は各自ゆっくりと自由な時間を過ごします。今年は異例の暖かさだったので、家族全員で近所をお散歩♪

Baby Kもキャッキャッと大はしゃぎ。平和な午後でした。帰ったら、家族みんなでテーブルセッティングをします。素敵な飾りは一切ない“ささやかで慎ましい”テーブルですが…。Little Rもグラスやプレートの置き場所にこだわるなど、一生懸命手伝ってくれました。


今回は、毎年Daddy Bが大ハリキリの感謝祭ディナーを紹介しました。立派なターキーや華やかなテーブルデコレーションはありませんが、家族全員で一致団結して作り上げました。暖かい料理を家族で囲みながら楽しく話すのって、本当に癒される時間ですよね。
ぜひ皆さんも来年のサンクスギビングデーはご家族で料理を楽しんでみてはいかがでしょうか?


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