きのこ嫌いなLittle Rを“騙してやるぞ”作戦
皆さんは嫌いな食べ物はありますか?私もDaddy Bも好き嫌いは少なく、Little Rはありがたいことに比較的なんでも食べる子に育ってくれました。しかし!泣くほど食べられないものがあります!それが、きのこです。
私はきのこが大好きなので、和洋中問わず隙さえあればきのこを入れてしまうのですが、Little Rはどんな小さなきのこでも見逃してくれません。どうも、きのこの食感が苦手なようです。
私はきのこが食べたい!でも、Little Rの分だけきのこを避けるのはめんどくさい!と、苦肉の策で考えたのが「きのこペースト」です。インターネットで調べて見ると皆さん色々なレシピで作っているようですが、今回はMommy Kanaが試行錯誤の上作り上げた我が家のきのこペーストを紹介します。たくさん作って冷凍保存もできますので、ぜひ安い時期に大量買いして作ってみてください♪
下の記事では同じく試行錯誤の上完成した我が家の食べるラー油を紹介しています。こちらも家族から大絶賛の“自称・名作おかずの友”です。興味のある方はぜひこちらもお試しください。
では、早速材料から紹介します。材料はとてもシンプルです。
〈 材料 〉
きのこ(お好みのもの) :総量250g
にんにくのみじん切り :1かけ分
乾燥赤唐辛子 :1本(辛いのがお好きな方は増やしてもOK)
オリーブオイル :大さじ4
白ワイン :大さじ1.5
※今回は作るのにフードプロセッサーかブレンダーが必要です。お持ちでない方はすり鉢でも作れます。
※我が家のレシピでは塩は入れません!入れる料理によっていい塩加減が違うからです。都度味付けをするのが面倒な方は、味見をしながら適宜塩を加えてください。
ペースト状にするため、エリンギやエノキダケ、しめじなど繊維質が多いシャキシャキ系のきのこはあまり向いていません。マッシュルーム、しいたけ、舞茸、ポルチーニなどがおすすめです。
⑴ きのこを一口大に切る
まずはきのこの石づきと軸をとって適当に一口大の大きさにします。小さいきのこはカットしなくてもOKです。
⑵ オリーブオイルににんにくと唐辛子を入れて弱火で熱する
フライパンにオリーブオイルとにんにく・赤唐辛子を入れて弱火でゆっくり香りを出します。写真のように小さな泡が出てきたら次の行程に移りましょう。
⑶ きのこを加えて炒める
⑵のフライパンに切ったきのこを加えます。火加減は弱火のままです。全体にオリーブオイルが回ってしんなりしてくるまでゆっくりかき混ぜてください。
⑷ 白ワインを入れて水分を飛ばす
⑶に白ワインを入れて少々火を強くしてかき混ぜながら水分を飛ばします。きのこをヘラで寄せた時に水分がなければOKです。この時にしっかり水分を飛ばさないと、水っぽいペーストになり後で使いづらくなります。
いつもならここで火を通す作業は終了ですが…今回はここでとっておきの秘蔵っ子をプラスしました。それがこれです!黒トリュフ!
コストコで大分前に見つけてしまい冷や汗が出るような値段だったもののどうしても欲しくなり、Daddy Bに内緒でこっそり買ってコソコソ食べていました。今回は思い切って大量投入することにしました。
香りが飛ばないように、火を消してから大さじ1程度加えました。もちろんトリュフを入れなくても十分美味しく仕上がりますが、機会があったらぜひトリュフ入りバージョンも試してみてください。一気にイタリアンレストランのような香りになります。
「さすがにトリュフは高すぎる…」そんな時にはオリーブオイルの代わりにトリュフオイルを使ってみてください。ほのかにトリュフの香りが漂うペーストに仕上がります。
⑸ ブレンダーなどでペースト状にして完成
あとは⑷のきのこをブレンダーなどでペースト状にして完成です。作業時間20分足らず!あっという間にリッチな香りのきのこペーストの出来上がり♪
保存袋に入れて冷凍すれば2ヶ月程度、瓶などに入れて冷蔵庫で保存しても2週間は香りがそのままで楽しめます。では、ここで我が家定番の活用レシピを紹介します。
〈 超簡単パスタ 〉
・ベーコン
・多めのオリーブオイル
・お好みの野菜
・お好みのパスタ
・きのこペースト
・塩(パスタ用お湯に対して2%)
・パルメザンチーズ
①フライパンにオリーブオイルを入れ、ベーコンがカリカリになるまで弱火で炒める。
②お好みの野菜を入れてさっと火を通し、きのこペーストを好きなだけ加える
③茹でたパスタと茹で汁(おたま0.5杯程度)を加えて、さっと和えて完成!たっぷりのパルメザンチーズをかけて食べてください♪
〈 きのこの冷製スープ 〉
・牛乳か豆乳
・きのこペースト(カップ一杯に対して大さじ1程度)
・塩(味を見ながら適量)
・お好みでオリーブオイルやハーブ
①カップにきのこペーストを入れる
②冷やしておいた牛乳(もしくは豆乳)を注いでスプーンで混ぜる
③塩を味見しながら少しずつ加える
④お好みでハーブやオリーブオイルを垂らして完成!暖かいスープにする場合は、最初にカップに牛乳とバターを少量入れて電子レンジで温めてからきのこペーストと塩を加えて混ぜましょう。これも美味しいのでおすすめです。
そのほかにも我が家では、オリーブオイルとワインビネガーにペーストを加えてドレッシングにしたり、グリル野菜と和えたりして使っています。クセがないので、ひらめき次第で色々な料理に活用できます。ぜひ皆さんも色々試してみてください。
今回は、きのこをたくさん使って美味しいペーストにしてみました。早速、夕食にスープとパスタをWパンチで出して見たところ、Little Rはなんの疑いもなく食べてくれました。しめしめ…。
お子さんの好き嫌いが気になるパパママさんも多いかもしれません。しかし、小さく刻んで色々な料理に混ぜてみても子供は大人が思っているより目ざとい!
私もLittle Rがどうしてもきのこを食べてくれず、管理栄養士のママ友に相談したところ「きのこの栄養素は食物繊維がほとんどだから、別に食べられなくても他の食材で補えばいいでしょー」と言ってくれ、一気に気持ちが軽くなりました。そこからは、子供の好き嫌いについては考え過ぎず、大人が楽しめる料理にして「子供が食べてくれたらラッキー」という軽い気持ちで挑むことにしました。
ぜひ、皆さんもお子さんの好き嫌いを深刻に捉えすぎず、毎日美味しい食事を楽しみましょう♪お子さんの口にヒットする調理方法や味付けが見つかるかもしれません。