こちらアメリカは学校の夏休みが2/3程度終わり、遂に残すところ1ヶ月を切りました!(やったー!頑張ったな自分)
6月は日本に一時帰国していたため、我が家のキャンプシーズンは7月から。アメリカに戻ってすぐ、毎週末はどこかしらにキャンプへ出掛けていました。
重い荷物を背負ったバックパックキャンプはもちろん、車で行くキャンプでもハイキングやら釣りやらでとにかく忙しない!
さすがに疲れたので、Daddy Bに文句を言ったところ、友人家族を交えたのんびりキャンプを計画してくれました。
ママ友とのんびり話しながらコーヒーを飲んだり、夕食の支度をしたり、焚き火を眺めたり、ふと山の方を見れば動物たちが間近に見えたり…。
久しぶりに超リラックスできたキャンプ旅。帰って振り返ると、おしゃべりしながら作ったご飯のことしか思い出せません。
そこで、今回は友人と作ったキャンプ飯を紹介します。
「キャンプ飯のレパートリーを増やしたい」「簡単でおいしいキャンプ飯を作りたい」そんな方は、ぜひ参考にしてください。
目次
飯盒炊爨で美味しさ3割り増し!?焼きとうもろこしご飯
今回は、我が家含めた4家族のキャンプ旅。大人数のキャンプで楽しみなのが、みんなで持ち寄る夕食です。
「さて、何を持って行こうかな」と考えていたところ、Mommy Kana、ふと閃いてしまいました!
そうだ!飯盒だ!
皆さんも小学生の時に林間学校などで飯盒炊爨(はんごうすいさん)しませんでしたか?私も確か小学生の時に、飯盒でカレーとご飯を作ったような…。
「焚き火で飯盒炊爨」を思いついたら、居ても立ってもいられずに早速近所のアウトドアショップへ行って見ると、なんとルーマニア軍の払い下げの品が!いい感じで使い込まれていて、最高に私好みでした。
ということで、奮発して2つ衝動買いをしてしまいました。
〈材料〉※飯盒1つ分
・ご飯(洗って30分ほど水に浸してから水を切ったもの):2合
・醤油:大さじ1
・酒:大さじ2
・水:(醤油と酒を含めて)360cc
・とうもろこし:1〜2本(お好みで)
・バター:大さじ1程度
〈作り方〉
① バターで芯から外したとうもろこしを炒める。少し焦げ目が付くくらいまで炒めるのがおすすめ!
② ①を火から外して、水・調味料を加えて軽くかき混ぜる。スペースに余裕があれば芯も入れると風味UP
③ 飯盒を火にかけて少し吹きこぼれるまで中火程度で熱する。吹きこぼれが落ち着いたっら、弱火にして15分。その後、焚き火から外して15分蒸らして完成!
材料は飯盒のサイズに合わせて調節してください。もちろん、流行りのメスティンでも美味しく作れます。
味付けは少し薄めなので、濃い味付けがお好みの方は、醤油を多めにしてみましょう。
キャンプ飯は下準備が肝心!できるだけ自宅で作業を終わらせておけば、現地で洗い物をしなくて済みますし、調理器具の最小限でOK!
今回は、密閉容器に切ったとうもろこし・芯、浸水させて水を切っておいた生米を入れて、あとはチューブ容器にあらかじめ酒と醤油を混ぜておきました。
芯から削ぎ落としたとうもろこしをバターでこんがり焦げ目がつくまで炒めます。多少ヒゲが入っても、それはそれで香ばしくておいしいです。
水・調味料・米を入れてもスペースに余裕がありそうなら、とうもろこしの芯をそのまま入れてみてください。香り豊かなご飯に仕上がります。
ちなみに、お米は炊き上がると2倍近くに膨れるため、上の写真でもギリギリな感じです…。
焚き火は火をつけてからすぐでは火力が安定しないので、下の方が炭化した頃に飯盒を火にかけましょう。
焦げずにうまく炊けました!おこげが好きな人は、中火にかける時間を少し長めにしてみてください。耳を近づけてチリチリ音がしたらおこげができている証拠です。
メインディッシュは魚尽くし
さて、ママ達がご飯の支度をしている間、Daddy Bをリーダーに子供達とパパ達は夕食をしっかり仕留めてくれていました。この日の獲物は、Black Trout(マス科の一種)。
大小含めて6尾も釣り上げてくれました。
トラウトは塩を打って炉端焼き風に♪ 結果的には、子供達にバクバク食べられて、大人の口にはほとんど入りませんでしたが…。
Daddy Bは「絶対釣る!」と宣言していたものの、全く信用していなかったMommy Kanaは、しっかりお家でメインディッシュの準備をしてきていました。
それが、「鮭の味噌漬け」。
キャンプで疲れた体には、ちょっと濃い味付けのコイツがぴったり♪
〈材料〉
・生鮭:4切れ
・みそ(おこのみのもの):大さじ6
・酒:大さじ4
・砂糖:大さじ2
・みりん:大さじ2
〈作り方〉※キャンプに行く2〜3日前に仕込みましょう!
①みそ・酒・砂糖・みりんを混ぜ合わせる。
②密閉容器(ジップロックがおすすめ)に水をしっかり拭き取った鮭を入れる。
③ ①で作った合わせみそを②の袋に入れて、できるだけ鮭に満遍なく付くようにする。
④ ③の空気をしっかり抜いて、冷凍庫へ入れる。
⑤キャンプ当日は、凍ったままの状態でクーラーボックスへ。焼く前に解凍してアルミホイルなどの上でよく焼いて完成!(みそはできるだけ拭き取って焼いてください)
味噌の種類によって塩分量が異なるので、鮭を漬け込む前に必ず味見をしてください。
〈おまけ〉Daddy B 努力の賜物!グルテンフリー&卵・バター不使用のシナモンロール
今回のキャンプは、朝食にも少し気合を入れてみました。
一緒に行ったお友達の中に、小麦・乳製品アレルギーの子がいたので、みんなで食べられるようにヴィーガン仕様のシナモンロールに!
参考にしたレシピはこちらです。
キャンプ前夜に生地を丸めてアルミ容器に敷き詰め、丸ごと冷凍庫へ。当日にはそのまま解凍せずにクーラーボックスに入れて、焼く前夜に常温に出して解凍・二次発酵させます。
レシピでは、もちろん自宅のオーブンで焼く設定になっていましたが、我が家が大好きなダッチオーブンでもしっかり焼けました。
米粉や餅粉で代用する場合は、水を少しづつ入れて生地が柔らかくなりすぎないようにしましょう。
焼けたら粗熱を取って、事前に家で計量しておいたアイシングの材料にお湯を加えて、シナモンロールの上からかければ完成です。
これがまた最高に美味しい!グルテンフリーなので、サクッとカリッと軽い仕上がりで、むしろいつものよりこっちの方がいいかも…と思わせてくれる美味しさでした。
いかがでしたか?今回は、我が家イチオシのキャンプ飯を紹介しました。どれも自宅で事前に準備をしておけば、現地で包丁もまな板も使わずに簡単にできてしまいます。
「切れる材料は切っておく」
「洗える材料は洗って水気を切っておく」
「計量するものは計って小分けしておく」…
この一手間で、設備が整っていないキャンプ場でも気持ちよく料理が楽しめます。ぜひ、皆さんも今年のキャンプを思う存分楽しんでくださいね!