裁縫なし!材料費なし!簡単に出来るエコバッグ
日本では遂にレジ袋が有料になり、皆さんお気に入りのエコバッグを使っていることでしょう。でも、本当にエコバッグを使うことが自然に優しいことなのでしょうか?
そんな風に考え始めるきっかけになったのは、以前こんなコラムを読んだからです。
エコバッグは本当にエコ?より環境にやさしい買い物袋を考える
その中には、こんな驚愕なデータが紹介されていました。
これは14種類のショッピングバッグを比較したデンマークの調査だ。
原材料、製造、使用、廃棄を考慮した上で、環境へ与えるフットプリント(負荷)を計算したものである。
Life Cycle Assessment of grocery carrier bags(2018年)
調査によると、紙袋は約11回、布バッグは約840回、オーガニックコットンの袋は約2400回再利用されないと、プラスチックの袋よりエコにならないという。
私自身もつい可愛いエコバッグを見つけたら欲しくなってしまいますが、それでは全く自然には優しくないということなのです…。そこで、本当に “エコになるエコバッグ” について色々調べてみると、SNSで素敵なアイデアを見かけました。
Tシャツ1枚から簡単にバッグを作るアイデアです。
SNSでは世界中の人が色々なレシピを紹介されていますが、このブログでは私なりに簡単に作れて使いやすくなるようにアレンジしてみました。
ということで、今回は着られなくなったTシャツから裁縫なしで簡単に作れるエコバッグについて紹介していきます。実際どのくらいの重さの物が入れられるかについても解説していますので、合わせてご覧ください♪
では、まず材料から紹介します。材料は、「Tシャツ1枚」たったそれだけです。そして、必要な道具は「ハサミ1本」だけ!バッグ作りで必要になりそうな針や糸は全く使いません。しかも、どんなにゆっくり作っても、作業時間は30分程度です!!
つまり、裁縫が苦手なあなたでも、毎日忙しくしているあなたでも、思い立てばすぐに作ることができるのです。
使うTシャツは無地でもプリントTシャツでもなんでもOK!子供のシャツだと小さなバッグ、大人のシャツだと大きなバッグになります。
私は、捨てるに捨てられなかった油染みのついてしまったお気に入りのTシャツを用意しました。
用意するTシャツは、半袖でも長袖でも構いません。
今回使う部分は身頃部分のみです。
では、早速作り方を説明していきます。
⑴ 首回り・袖を切り落とす。
上の写真のように、首回りと袖を切り落とします。バッグとして使う時には伸びる部分なので、慎重にならなくても大丈夫です♪ザクザクと思い切り切っていきましょう。
今回は無地Tシャツを使ってバッグの下にフリンジが付いたネットバッグのように仕上げますが、プリントTシャツの場合やフリンジを付けたくない場合は、Tシャツの表裏をひっくり返した状態で作業を始めましょう。
⑵ 身頃部分にスリットを入れて、裾の部分に切り込みを入れる。
身頃部分の表裏両面に写真のように均等にスリットを入れます。このスリットがバッグに物を入れた時に伸びて広がり、ネットバッグのようなデザインになります。
プリントTシャツの場合はスリットを入れずにプリントデザインを活かしても可愛いです。ただ、スリットを入れた方がよくバッグが伸びてバッグとしての容量が増えます。
次に、身頃の裾部分を幅1〜1.5cm程度、長さは4cm程度で均等に切っていきます。ポイントは、身頃を2枚きちんと重ねて一緒に切ることです。
⑶ 裾部分の切り込みを入れた部分を端から固結びして、完成。
切り込みを入れた身頃(ひも状になっている部分)を端から固結び(本結び)していきます。この時、結び漏れがないように気をつけましょう。
全て結び終わると、これでもうエコバッグの完成です!!びっくりするほど簡単であっという間にできてしまいますよね。
無地Tシャツの場合は、ぜひこの結んだ後のヒラヒラをフリンジとしてデザインのアクセントにしてみましょう。
フリンジなしのシンプルデザインに仕上げたい場合は、結び終わったら表裏をひっくり返して、ヒラヒラをバッグの内側に入れましょう。
(この場合は、必ずTシャツを表裏ひっくり返してから作り始めましょう!)
完成したエコバッグに物を入れてかけてみると…、スリットがいい感じに伸び広がってデザインのポイントになります。そして、フリンジもいい感じでアクセントになって、無地Tシャツからできているようには見えませんよね♪
ちなみに、表裏をひっくり返してフリンジを見えないようにするとこんな感じです。
これはこれでスッキリしていい感じです。実は、底部分もなかなかオシャレに仕上がります。結び目がまるで編み込みのように見えるんです♪
ちなみに、プリントTシャツで作るとこんな雰囲気です。
これはこれでスッキリしていて気に入りました。お気に入りだったTシャツや思い出のTシャツで作ってみてもいいですね♪
さて、では実際どのくらい丈夫なのでしょうか?ここで、私が買い物してエコバッグを使った感想を紹介します。
今回、このエコバッグで買い物をした物がこちらです。大きなマンゴー2個、1.89ℓのミルク1本、ピーナツバター1本、大玉のメロン1個…、総量なんと6kgでした。
これらをバッグに入れてトコトコお店から5分ほど歩いて帰りましたが、底が抜けることなく無事に帰宅することができました!すごい耐久性!そして、ネットバッグに比べても物を入れた時の安心感が違います。
思っていた以上の丈夫さに感動しました。
今回このエコバッグを作ってみて、改めてTシャツのポテンシャルを感じました。Tシャツの伸縮性や、切りっぱなしでも解けていかない特性を上手く活かしたエコバッグですよね♪
「着なくなった洋服だけを使って、誰でも簡単に作れる」とは、まさにエコバッグの鏡です。
可愛くてオシャレなエコバッグもいいですが、エコバッグを使うことの本当の意義を考え直して、こんなエコバッグを使うことの大切さを強く感じました。
ぜひ皆さんもクローゼットの中身とにらめっこして、ぜひ簡単エコバッグ作りに挑戦してみてください♪
「着られなくなったTシャツから30分で作るエコバッグ」に1件のコメントがあります