刺し子ふきんを作りながらひとり時間を満喫

手芸が苦手でも仕上がる刺繍とは!?

ある日の午後「さて、次は何をハンドメイドしようかな?」とパソコンとににらめっこしながら次のプロジェクトを探していたら、ふと “刺し子” というキーワードが目に止まりました。

そういえば、刺繍は好きでちょこちょこ刺していたものの、“刺し子 ”は小学校だか中学校の家庭科の授業やった以来、手をつけていませんでした。

気になって色々調べてみたら、古典的な柄からモダンな柄まで、素敵な進化を遂げていました。そこで、早速居ても立ってもいられなくなり、その場で材料をポチっとオンラインで購入してしまいました。

ということで、今回は20年以上ぶりに私が “刺し子” にチャレンジした様子を紹介します。

“刺し子” は、簡単な運針だけで完成させられる刺繍です。手芸が得意でない方でもチャレンジできます。淡々と針を進めていく作業は、無心になれるいい時間でした。

忙しい毎日を送っているあなたの息抜き時間にも役立ちます。是非一度チャレンジしてみてください。

そもそも “刺し子”とは、日本古来の伝統手芸で、布巾等の布地を綺麗に彩るだけではなく、生地を補強するという目的で広まった手法です。

日本に古くからある伝統手芸。衣服の補強や保温のために重ねた布を刺し縫いしたのが始まりです。ひと針ひと針「運針」(ぐし縫いのことです。)で仕上げていくので、どなたでも気軽にチャレンジできるのが魅力です。
引用;朝日新聞


本来の刺し子は、付近などの生地に古典的な図案を写すところから始まります。でも、刺し子の図案って幾何学模様で細かいものも多いので、伸び縮みする生地に書くのは結構面倒なのです。

引用;幾何学模様のブログ

Kana
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刺し子の図案には伝統的な文様から、モダンな図案まで数多くあります。
図案によって難易度も変わってくるのです。


そこで私が今回使ったのが、布巾に刺し子図案が印刷されている物です。布巾に水で消えるインクで図案が印刷されていて、そのラインに沿って刺していくというものです。

引用;Amazon


Kana
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実は刺し子用の布は100円ショップでも購入することができます。
セリアでは、「図案プリント済み刺し子ミニ花ふきん」という商品名で販売されていて、人気商品となっています。


あとは、刺し子針と刺し子糸を準備するだけですぐに刺し子を始められます!

刺し子糸選びのポイントは、たった2つだけです。

・基本的には綿素材の糸を使う。
・厚手の生地に刺す時は太い糸、薄手の生地に刺す時は細い糸を使う。

刺し子は普通の縫い針でも刺すことができますが、刺し子針の方が針穴が大きく針自体も長いので、直線を縫うことが多い刺し子においては、“刺し子針” の方が作業がしやすいです。


生地・針・糸が揃ったら、あとは図案に沿って針を進めて行きます。刺し子の一番の特徴は、刺し進める順番にあります。

〈 基本的な刺し順 〉

① 外周(枠)
② 縦方向
③ 横方向
④ 斜め方向

引用;ホビーラホビーレ
Kana
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同じ方向を続けて刺すことによって、生地を歪みを防ぎ、裏側にも綺麗な模様が生まれるのです。


ちなみに、仕上がった時にフラットになるように、刺し子の場合は基本的に「玉結び」はせず、刺し始めと刺し終わりには “返し縫い” をします。

引用;手芸のオリムパス


私も基本の刺し方に忠実に、まずは外周の枠部分を刺し、次に縦方向を刺しました。

この状態では、全く完成の雰囲気は見えません。でも次に横方向を刺していくと、だいぶ立体的になってきて、ひと針ひと針刺していくうちに、布巾が段々と丈夫になっていくのを手で感じられるようになってきました。

縦・横・斜め(2方向)を刺し終わり、水で軽くもみ洗いすると、布巾に印刷されていた図案が綺麗に洗い流されます。バスタオルなどの厚手の生地に表面を下にして裏からアイロンを当てて完成です♪


裏面もいつの間にか綺麗な幾何学模様が出来上がっていました。同じ方向を順番に刺していくことで、裏面にも素敵な模様ができあがるのです!

刺し子は図案によって作業時間や難易度が変わるものの、“波縫い”だけで出来上がってしまう手軽な刺繍です。布巾を補強しつつ、目にも美しい日本の古来からの知恵です。

単調な作業が続くので、好きな映画を見ながら…公園で息子の様子を目で追いながら…、「ながら」作業にぴったりです。段々と模様が浮き上がってくる様子は、なかなか胸が高まります。

「刺繍って細かい作業で難しそう…」と思っているあなたに、刺し子は是非オススメしたいハンドメイドです。ぜひ、みなさんも気軽に挑戦してみてください。


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