やさしく香るハンドクリームをハンドメイド


カサカサからの卒業宣言!


自宅で過ごすことが多くなり、必然的に大好きな料理や手芸に向き合う時間も長くなってきた今日この頃です。今までやってみたかったことに挑戦できたり、ずっと中途半端なままでほったらかしていたことを進められたりと、嫌なことばかりではない“おうち時間”です。

ところが…ふと気が付いたら、手がガッサガサになっていました!!いつもより料理や手芸をしているからでしょうか…。ガッサガサになった手に、いつも使っているハンドクリームをこまめに塗りたくったのですが、あまり症状が改善されません。

ハンドクリームをよく見てみると「ベタつかない!さらさらタイプ」と書いてありました。

「今求めているのはしっかりベタつくタイプ〜〜〜!」

そこで、物は試しで家にある材料でハンドクリームを作ってみたら大成功!自然素材のみから作ったので子供の体の乾燥した部分にも塗りましたが、そちらも同じく好調です。

ということで、今回は私が手作りしたハンドクリームの作り方を紹介します。

材料は全てさほど高くないものばかりです!まとめて買っておけば、クリームを使い切る度にすぐ作ることができます。作り方もとても簡単で、特別な道具などは全く必要ありません。ぜひ皆さんお試しください。



まずは材料について知ろう!
ホホバオイル + 蜜蝋 + ビタミンEオイルは最強トリオ!?


手作りハンドクリームのレシピは色々あって使う材料も様々ですが、今回は下の材料を使うことにしました。

・ホホバオイル
・蜜蝋
・ビタミンEオイル
・エッセンシャルオイル


スキンケアに詳しい方なら全て馴染みのある材料かと思いますが、ここで少しだけそれぞれの特徴や効能を紹介していきます。


⑴ ホホバオイル

ホホバオイルは「ホホバ」と呼ばれる植物の種から抽出されるオイルのことです。実は、“オイル”という名前なのですが “ワックス(蝋)” の一種です。

ホホバオイルとは、メキシコやアメリカ南部で栽培されるホホバという植物の種から採られる油。
乾燥した過酷な土地で生き延びるために、ホホバの木は地中深くに根を張り、表皮をロウ状の物質で覆って内部の水分を蓄えるのだそうです。ホホバオイルの主成分は、「ワックスエステル」という人間の皮脂にも含まれる成分。一説によると皮脂の20%以上がこのワックスエステルという成分であるとのことで、肌の水分や弾力を守る大切な役割があるそうです。
(中略)
他の植物油脂と違って「ワックス(ロウ)」なので酸化安定性が高く、劣化の少ないオイルとして知られています。



ちょっと特徴を知るだけで使いたくなりますよね!ホホバオイルは比較的簡単に手に入れやすいですが、大きく分けて2種類あるってご存知ですか?

・ゴールデンホホバオイル(未精製)
・クリアホホバオイル(精製)

<ゴールデンホホバオイル(未精製)の特徴>

・天然トコフェロール、アミノ酸、ミネラル、ビタミンA、ビタミンD、ビタミンEなどの栄養分が豊富に含まれています。
・精製されていないのでホホバオイル特有の香りがあります。
・精製されていないのでお肌の弱い方は刺激を感じることがあるようです。
・美容効果を求める方に。

<クリアホホバオイル(精製)の特徴>

・精製の過程でビタミンEなどの栄養分が少なくなるといわれています。
・精製されているので香りや刺激がなく、赤ちゃんやお肌の弱い方にも安心です。
・肌の弱い方、バリア機能を求める方に。


ちなみに私はゴールデンホホバオイルを使っています。クリアホホバオイルに比べて値段は少し高めですが、とろみがあり乾燥気味の私の肌には合います。

Kana
Kana

逆にテカリ気味のお肌の場合はクリアホホバオイルがオススメです。さらっとしていてお肌全体にのばしやすいです。

ここでホホバオイルの特徴をまとめておきましょう。

〈 ホホバオイルの特徴 〉

・栄養満点
 … ビタミン・アミノ酸・ミネラルが豊富
・人間の皮膚とほぼ同じ成分でできている
 …肌馴染みがよく、浸透性も高い
・劣化しにくい
 …ホホバオイルは “オイル” ではなくワックス(蝋)なので酸化しにくい



⑵ 蜜蝋

蜜蝋(ミツロウ)とは、ミツバチが巣を作るために体から出す蝋のことです。蝋の中でも融点が高く溶けにくいため、リップクリームなどにも使われます。

蜜蝋(ミツロウ)は、ミツバチが六角形の巣を作る材料として、働き蜂の腹部にある分泌腺から分泌するロウのことです。
ミツバチの巣から得られたものを溶かして固め、ブロック状にしたもので、別名ビーズワックス(Beeswax)とも呼ばれます。
羽化後、12~14日を過ぎた働き蜂は、はちみつや花粉を食べながら、お腹にある蝋鏡(ろうきょう)という器官から、ミツロウを分泌し、巣を作るのです。
主成分はワックスエステル(パルミチン酸ミリシルなど)で保湿効果に優れており、人の皮脂中にも存在するため、肌になじみやすいです。


蜜蝋には保湿作用がある以外にも、はちみつやローヤルゼリーと同様にそれ自体に治癒特性があるので、軟膏などにも使われます。蜜蝋も色々な商品が売られていますが、ホホバオイルと同様に大きく分けて2種類の商品があります。

・黄蜜蝋(未精製)
・白蜜蝋(精製)

黄蜜蝋
手作りハンドクリーム、リップバーム、練り香水などの基材用に最適の高品質黄蜜蝋(みつろう)です。
(中略)
未精製・無漂白のため、天然の蜜蝋に含まれる微量な有効成分をそのまま残しています。
(中略)
蜜蝋のもつ天然成分がそのままに残っており、非常に高い保湿・軟化作用を有しています。


白蜜蝋
黄蜜蝋(みつろう)を精製して、色と香りを取り除いた商品です。
オリジナルの蜜蝋キャンドルやクリームにご自身で色をつけたい場合などは、白蜜蝋(みつろう)が適しています。
蜜蝋が持つ色と独特の匂いに邪魔されることなく、お好みに応じてご自由にオリジナルのアロマクラフトを楽しんでいただけます。
精製されてはいますが、(中略)ハンドクリームやリップバームなどにも、もちろんお使いいただけます。


私は黄蜜蝋を使いました。保湿効果も高く、自然な香りもとても気に入っています。

Kana
Kana

蜜蝋に対してまれにアレルギー反応を起こす方もいらっしゃいますので、肌につける前にパッチテストを行ってください。蜜蝋アレルギーについての実験結果はこちらのサイトに詳しく書かれています。
化粧品成分オンライン – ミツロウとは…成分効果と毒性を解説



では、ここで蜜蝋の特徴をまとめておきます。

〈 蜜蝋(ビーワックス)の特徴 〉

・保湿効果が高い
 … 人の皮脂にも含まれている脂肪酸(パルミチン酸)が主成分であり、馴染みやすい
・融点が高く溶けにくい
 …植物オイルと合わせることでクリーム状にしやすい
・はちみつ特有の甘い香りがする
 …未精製のものははちみつと似た特有の香りがする



⑶ ビタミンEオイル

アメリカではスーパーマーケット等でも購入することができるビタミンEオイルですが、これがかなり優れものなのです。

■ビタミンEとは
(中略)
ビタミンEは、「抗酸化作用」、「バリア機能(生体膜安定化作用)」、「血行促進作用」などの機能があり、からだのさまざまな老化を防ぐ働きがあることから、『若さのビタミン』とも呼ばれています。

■抗酸化作用・・・
上記のようなビタミンEが持つ機能の中でも、私達のからだに特に大きな役割を果たすのが「抗酸化作用」です。
「抗酸化作用」は夏の肌トラブルに効果がありますが、ビタミンEはビタミンCと同様に「抗酸化作用」を示すビタミンです。

夏の肌荒れや乾燥肌、吹き出物などは、強い紫外線によって肌の表皮にできる活性酸素を放置してしまうことが、主な発生原因です。
「抗酸化作用」にはこの活性酸素を中和する働きがあります。
(以下略)

〈 ビタミンEオイルの効果 〉

⑴ シミとしわを防ぐアンチエイジング効果
ビタミンEオイルには抗酸化作用があり、シミやしわをつくらせません。
ビタミンEは若返りビタミンと呼ばれるほど、アンチエイジングに効果があるのです。

⑵ 長時間続く保湿力!
ビタミンEオイルは、他のオイルと比べるとかなりどろっとしています。(中略)
普通のオイルと水飴の間ぐらいのどろどろ感です。
その濃さのおかげで一度塗ると何時間経っても肌はしっとりもちもちのまま。(中略)

⑶くまが消える!
(中略)ビタミンEオイルは、血行を良くする作用があるため、特に血行不良によるくまによく効きます。
洗顔後にくま部分に塗るだけでハリが出てくまも薄くなったように見えます。(中略)

⑷ 妊娠線が薄くなる!
ビタミンEに含まれる抗酸化物質は肌を保護し栄養を与える助けをします。
ビタミンEを定期的に肌へ与えてあげると、肌組織がダメージを受けるのを保護したり、修復されるのを助けてくれます。
できてしまった妊娠線もビタミンEの修復効果により改善されるようです。


私が住んでいるエリアは標高が高く季節を問わず紫外線が強いので、まさに日常的に使いたいオイルです♪日本では手に入りづらいので、アメリカ土産にしても喜ばれそうですね。

では、特徴をまとめます。

〈 ビタミンEオイルの特徴 〉

・抗酸化作用が高い
 … 紫外線によって肌の表皮にできる活性酸素中和してくれ、肌の老化を防いでくれる
・保湿効果が高い
 …粘性が高いため長時間肌にとどまってくれる
・肌の血行をよくする
 …ビタミンEは肌の細胞を作り出すので、代謝機能があがり血行をよくする肌


スキンケアにエッセンシャルオイルを使う時には注意が必要!?


エッセンシャルオイル(精油)についてここで少し補足します。まずはよく間違われる方も多いのですが、エッセンシャルオイルとアロマオイルは全く性質が異なるものです!

精油、アロマオイル、エッセンシャルオイルの違い

<精油とは>
エッセンシャルオイルは英語で「精油」と表したものです。
つまり「精油=エッセンシャルオイル」ということになります。
精油は、植物の花、茎、葉、根、果皮、樹脂、樹皮、種子から抽出する天然の液体のことです。
100%天然素材だけで抽出したオイルのことを「精油(エッセンシャルオイル)」と呼びます。
ここで重要なのは、精油には「混ぜもの」は一切なし!ということです。
つまり純度が高い分、原液ということにもなるので使用方法には注意が必要にはなります。
原液を直接肌への塗布は厳禁です。
 
<アロマオイルとは>
アロマオイルは、「人工香料、アルコール、他の原料材料が人の手によって加えられ作られたオイル」のことを指します。
最近だと精油(エッセンシャルオイル)がベースとなり、様々に作られているのが多いので少しややこしいかとは思います。
アロマオイルの他にフレグランスオイル、ポプリオイルなどとも言われています。
精油(エッセンシャルオイル)は100%天然素材のみが表記できます。
精油(エッセンシャルオイル)とアロマオイルの使用用途は異なるため購入する際は注意してください。
Kana
Kana

エッセンシャルオイルと同じようにアロマオイルを化粧水などに混ぜて使わってしまう方もいますが、お肌にはよくありませんので注意が必要です。


アロマオイルも入れすぎには注意が必要です!!目安は100mlのオイルや精製水などに対して5〜10滴です。それ以上入れてしまうと、刺激が強すぎて逆に肌を痛めてしまいます。

また、一部のエッセンシャルオイルはその成分によってシミや炎症を引き起こしてしまうものもあります。

注意すべき精油

精油は植物から抽出した天然のものであり、私たちにとって有益な作用がたくさんありますが、精油によっては、危険な性質をもつものがありますので、十分な知識をもった上で扱うようにしましょう。

【光毒性に対する注意】
精油成分の一部には、日光などの強い紫外線に反応することによって、皮膚に炎症を起こすなどの毒性を示すものがあり、これを光毒性と呼んでいます。
光毒性をもつ可能性のある精油を日中に使用する場合は注意が必要です。
<光毒性に注意が必要な精油の例>
グレープフルーツ、ベルガモット、レモンなど

【皮膚刺激に対する注意】
精油成分の一部には、皮膚表面から精油成分が浸透した時点で、皮膚組織や末梢血管を直接刺激し、炎症、紅斑、かゆみなどの反応を起こすものがあり、これを皮膚刺激と呼んでいます。
<皮膚刺激に特に注意が必要な精油の例>
イランイラン、ジャスミン、ティートリー、ブラックペッパー、ペパーミント、メリッサ、ユーカリなど


つまり、下記のエッセンシャルオイルはスキンケアには適さないということになります。

〈 スキンケアに適さないエッセンシャルオイル 〉

グレープフルーツベルガモットレモンなどの柑橘系
イランイランジャスミンティートリーブラックペッパーペパーミントメリッサユーカリなど

Kana
Kana

肌質によっても適したエッセンシャルオイルがあります。下のサイトでは、肌質によってオススメのエッセンシャルオイルが解説されています。(普通肌・乾燥肌・脂性肌&混合肌・成熟肌・敏感肌など)
Tea – Treeの森 – 手作りスキンローション(化粧水)の作り方


香りの好みだけでエッセンシャルオイルを選びがちですが、あなたの肌にあったエッセンシャルオイルを使うことで、スキンケアの効果が増します。ぜひ参考にしてください。




オリジナルハンドクリームの作り方

〈 材料 〉

・ホホバオイル ;100cc
 ※その他、スイートアーモンドオイルやココナッツオイルでもOK
・ビタミンEオイル ;100cc
 ※手に入らなければ、同量の植物オイルで代用
・蜜蝋 ;30g
・エッセンシャルオイル(お好みで10滴ほど)




⑴ ホホバオイル(その他植物オイル)と蜜蝋を湯煎にかける。


ホホバオイル(植物オイル)を耐熱容器に入れ、蜜蝋も加えて湯煎にかけます。私はうっかり蜜蝋をそのまま入れてしまいましたが、細かくしてから入れた方が湯煎時間を短縮することができます。


蜜蝋が完全に溶けるまで湯煎にかけます。その際に竹串などで蜜蝋を潰すように混ぜると早く溶けます。


⑵ ビタミンEオイルとエッセンシャルオイル(お好み)を加えてかき混ぜながら冷ます。


蜜蝋が完全に溶けたらお湯から上げ、ビタミンEオイルとエッセンシャルオイル(お好み)を加えてゆっくりかき混ぜて冷まします。上写真ぐらいに固まり始めたら瓶などの保存容器に移します。


⑶ 完全に冷めたら完成。


完全に冷めてから蓋を閉めます。直射日光の当たらない場所で6ヶ月程度保ちます。

Kana
Kana

手だけではなく、体の乾燥した部分に塗ることができます。
また、リップクリームとしてもお使いいただける万能クリームです♪


いかがでしたでしょうか?

スキンケアに興味のあるあなたには少し退屈な内容だったかもしれませんが、改めてお肌に優しい材料を知ることで高価な化粧品に頼らずともスキンケアをすることができます。

また、余計な香料や着色料が入っていないので、子供にも使うことができます。

(お子さんに塗る場合も必ずパッチテストをしてからにしましょう!)

全ての材料がインターネットでも簡単に購入できるものばかりなので、ぜひあなたも試してみてください。

Please follow and like us:

「やさしく香るハンドクリームをハンドメイド」に3件のコメントがあります

コメントを残す

メールアドレスが公開されることはありません。 * が付いている欄は必須項目です