夏に向けて虫よけスプレーをハンドメイド


またまたリクエストにお答えして、スキンケア第3弾!

日本ではそろそろ梅雨の季節でしょうか?ジメジメした季節が終わると、遂に暑い夏がやってきますね。私が住んでいるアメリカ山岳地帯では蚊はあまり見かけませんが、夏になると蜂(イエロージャケット、ワスプ等)をよく見かけます。

そんな地域に住んでいる我が家ですが、先日このブログを読んでくださっている近所の友人よりコメントをいただきました。

「手作りできる虫よけスプレーは?エッセンシャルオイルを水に混ぜるだけで効果あるの?」

そこで今回は、手作りできる虫除けスプレーについてお話していきます。材料について詳しく解説していくので少しお勉強臭くなってしまいますが、どうかご了承ください…。

ぜひ皆さんも手作り虫よけスプレーにチャレンジしていただき、その効果を確かめてみてください♪


https://www.mommykanahandmade.com/2020/04/17/hand-cream-diy-jojobaoil-beewax-vitamineoil/


まずは、使う材料について紹介♪


「手作り虫よけスプレー」のレシピは、ほんの少し調べるだけでたくさん見つかります。日本語のサイトの場合は、ほとんどが「精製水・エッセンシャルオイル」を混ぜたレシピです。

材料もシンプルなので作りやすそうなのですが、他にはどんなレシピがあるか調べてみたところ、英語サイトではまた少し違ったレシピが紹介されていました。

その多くのレシピに登場したのが、この3つの材料です。

・アップルサイダービネガー(りんご酢)
・ウィッチヘーゼル
・エッセンシャルオイル


どれもインターネットで簡単にお求め安い価格で購入できますし、天然由来の材料なので、小さいお子さんに使う時でも安心ですね♪今回はこの3つの材料で作る虫よけスプレーを紹介します。

Kana
Kana

今回参考にした虫よけスプレーのレシピはこちらです。

PURE FORMULAS – Lemongrass Bug Spray



ではまず、それぞれの材料について詳しく解説していきます。




【 アップルサイダービネガー 】

引用;Amazon

アップルサイダービネガーとは、りんごを醸造した酢のことで、日本では「りんご酢」としてスーパーマーケット等でも販売されています。りんごに含まれている果糖を発酵させることで作る事ができます。

Kana
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アップルサイダービネガーについて詳しく知りたい方は、下のサイトに分かりやすくまとめられています。

KIT – ダイエットにもワークアウトにも!心と体を整える アップルサイダービネガーって?


そんな健康にもいいアップルサイダービネガーですが、それがどうして虫除けの効果があるのでしょうか?それは、市販の虫除けスプレーに含まれているDEET(ディート)という虫除け成分の代用となるからです。

ディートとは、虫よけ剤の有効成分です。
蚊などの吸血害虫は人間や動物が発する炭酸ガス、温度、湿度、匂いなどを認識して吸血源を感知します。
ディートは、吸血害虫の感知能力を撹乱し、吸血行動を阻止する効果を持ち、ヒトに対する安全生が高いため、有効成分として長年使われているのです。
All vinegar works to repel mosquitoes due to the overpowering smell of vinegar.
(中略)
Another reason that vinegars repel mosquitoes is due to how mosquitoes taste through their legs, letting chemicals that give off a strong taste, such as DEET, repel mosquitoes. Also, vinegars like apple cider vinegar, if consumed enough, can strengthen your body’s natural odor to repel mosquitoes and other insects.
Consuming apple cider vinegar is also said to give your body a natural, repelling odor, but using it in spray form is much more effective.
(以下略)

Kana
Kana

英語の文献ですが、アップルサイダービネガーを飲む事で蚊除けの効果が出てきて、さらにスプレーする事で大きな蚊除け効果が期待できるようです。


つまり、DEET(ディート)の代わりにアップルサイダービネガーを入れることで、蚊などが血を吸うところが分からなくなるということです。

では、吸血虫以外の蜂などには効果があるのでしょうか

蜂除けと言えば、一般的には「煙」と「木酢液」と言われています。特に「木酢液」は煙の匂いと酸っぱい匂いが両方含まれているので、手軽な蜂除けとして使われる事が多いです。

ただ、この「木酢液」は炭焼きの際にできる副産物なので、人間にとっても不快な匂いで、タールを含んでいるので子供やペット、敏感肌の方に使うのはリスクが高いものです。

そこで、「木酢液」の酸っぱい匂いをアップルサイダービネガーで補うのです。

〈 虫よけにアップルサイダービネガーを使うポイント 〉

・蚊などの吸血虫から、吸血源を分からなくする。
・虫の多くは酸っぱい匂いが嫌いなので、近寄らなくなる。

Kana
Kana

米酢は匂いがきついので、こまめに体へスプレーするには向きません。
匂いがまろやかなアップルサイダービネガー(りんご酢)を使うのがオススメです。
炭酸水や水で割ると、夏にぴったりのドリンクにもなりますので、虫よけスプレー以外にも活用できますよ♪




【 ウィッチヘーゼル 】

引用;Amazon



以前、他の記事でも紹介したウィッチヘーゼルですが、ここでももう一度説明しておきましょう。

ウィッチヘーゼルは、アメリカ東部とカナダを原産とするマンサク科の落葉低木で、西洋ハーブとしては、葉の部分が用いられます。
ウィッチヘーゼルの葉は、アメリカ先住民によって、切り傷や湿疹、創傷や虫刺され、皮膚の炎症等の治療に利用され、アメリカ開拓時代にもその歴史は引き継がれていたそうです。
ウィッチヘーゼルの高い収斂作用による皮膚を保護する力は、米国食品医薬品局(FDA)に認められ、ウィッチヘーゼルの小枝を蒸留して作ったウィッチヘーゼルウォーターが市販薬として認められています。


ウィッチヘーゼルには様々な効能があると言われています。

・収斂(しゅうれん)作用 = 引き締め作用
・抗菌・抗炎症作用 
・抗酸化作用 = 老化防止作用
・止血作用
・静脈保護作用


どうしてこのウィッチヘーゼルを虫よけスプレーに入れるかを色々と調べてみましたが、結論を完結に言うと…、

「単純にお肌にいいから!」という理由だけでした。

ウィッチヘーゼル自体には虫刺されの炎症を抑える効能もありますが、「虫よけ」という目的にはあまり意味はありません。つまり、ウィッチヘーゼルの代わりに精製水を使っても良いということです。

ただ、精製水は使用期限が短いため注意が必要です。

日常用で精製水を利用する際には、使用期限に注意しながら利用することが重要です。
同じ精製水でも、商品によって使用期限が異なります。
特に開封後は、「1週間以内」「10日以内」などと記載している商品も少なくないので注意が必要です。

〈 虫よけにウィッチヘーゼルを使うポイント 〉

・肌への負担が少なく、虫よけ以外の効果も期待できる。
・精製水に比べて日持ちがする。

Kana
Kana

精製水に比べて水道水の方が消毒済みのため日持ちしますが、やはり早めに使い切る必要があります。







【 エッセンシャルオイル】


エッセンシャルオイルも虫よけスプレーには欠かせない材料です。虫の苦手な匂いを加える事で、効果が高くなります。日本で虫よけに効果があるエッセンシャルオイルといえば、「ハッカ油」が有名です。

ハッカ油に含まれるメントールも蜂が嫌いなものに含まれています。
木酢液のように効果の持続性はありませんが、木酢液よりも衣類や肌に使いやすいので、ハッカ油を有効活用すれば蜂が近づくのを防ぐことができます。ハッカ油は原液のままだと使い勝手が悪いです。とくに体に直接使う場合はメントールの効果が強すぎて、スースーしすぎたり肌がかぶれたりするおそれがあります。よって、スプレーを使用することをおすすめします。


では、「ハッカ油」以外にはどのようなエッセンシャルオイルが虫よけに適しているのでしょうか?一般的には、下のようなエッセンシャルオイルが虫よけの効果があると言われています。

〈 虫よけに効果がある主なエッセンシャルオイル 〉

・レモングラス
・レモン
・シトロネラ
・ユーカリ
・ティーツリー
・ペパーミント
・ひのき
・ローズゼラニウム
・ベルガモット
・シダーウッド 


虫よけに効果があるとされているエッセンシャルオイルはこれ以外にもたくさんありますが、エッセンシャルオイルを使う時に気をつけなくてはいけないのが「光毒性」です。

精油の中には、肌についた状態で紫外線に当たると、皮膚にダメージを与える「光毒性」という作用を持つものがあります。
(中略)
光毒性を持つのは、ベルガモット、アンジェリカ・ルート、レモン、グレープフルーツの4種です。これ以外のものには光毒性はないか、あっても実際には全く無視して良いレベルのものです。
これらのエッセンシャルオイルを原液もしくは濃度の高いものを肌につけて、紫外線にあたった場合には、精油の中に含まれるフロクマリン類という成分が紫外線のエネルギーを蓄積します。
その後、一度にそのエネルギーを皮膚内に放出するため、光毒性効果が生じて短期間で強いタンニング、すなわち日焼けを起こします。
強い日焼けというのは火傷と同じですので、その度合いによっては、皮膚にシミとして残ってしまったり、皮膚の組織を損傷したりしてしまいます。


つまり、「虫よけ効果がある + 光毒性がある」下記のエッセンシャルオイルを使う場合には少し注意が必要です。

〈 少し注意が必要なエッセンシャルオイル 〉

・レモン
・ベルガモット

Kana
Kana

これらのエッセンシャルオイルを虫よけスプレーに使えないという訳では決してありません!
ベルガモットの場合は濃度0.4%以下、レモンは2.0%以下に抑えれば光毒性は発揮しないとされています。


ぜひ、虫よけに効果があるエッセンシャルオイルの中からお気に入りの香りを見つけて使ってみましょう!



虫除けスプレーはあっという間にできてしまう!?


では、具体的に虫よけスプレーの作り方を説明します。…といっても、説明するまでもなく材料をボトルに入れてシャカシャカと振って混ぜるだけなのです。

〈 虫よけスプレーの材料 〉
※2oz(= 60ml程度)のボトル1本分

・ウィッチヘーゼル :30ml(1/8カップ)
・アップルサイダービネガー(りんご酢):30ml(1/8カップ)

ウィッチヘーゼル:アップルサイダービネガー = 1:1

・エッセンシャルオイル : 10滴


材料さえ揃えばあっという間に出来上がってしまいます。あとは、首筋や腕・足などにこまめにスプレーして使ってください。30分に一度程度スプレーすると効果が期待できます♪

Kana
Kana

ここで少し話しを脱線させます。

読者の方から質問をいただいたので、ここで回答させてください♪
「ボトルに張っているアルファベットのシールはどこで手に入るの?」という質問でした。
DYMOというシールメーカーで簡単に好きな文字のシールを作る事ができます♪


DYMOを使うと簡単にオリジナルシールを作ることができます。どこかレトロな雰囲気のDYMOテープは私のお気に入りです♪



最後の最後で少し脱線してしまいましたが、今回はおうちで簡単に手作りできる虫よけスプレーについてお話ししてきました。

個人的には化学物質の入った虫よけスプレーをたくさん使いたくないので、手作り虫よけスプレーはこの夏重宝しそうです。

手作りスプレーのレシピはインターネットで少し調べただけでたくさん出てきますが、きちんと材料について理解した上であなたに合った虫よけスプレーを作りましょう。

ちなみに、私はカンボジアに旅行した際にガイドさんがくれたレモングラスの香りがする虫よけスプレーが忘れられなくて、レモングラスのエッセンシャルオイルを使いました。せっかくハンドメイドするならぜひお気に入りの香りで作ってみてくださいね!


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