“完全無添加・砂糖不使用”のフルーツビネガーを醸造してみる。

最近、ブログの更新が滞っていて、本当にごめんなさい…。

「ハロウィンはまだまだだし、のんびり子供達のコスチューム作ろう〜」と油断してたら、ふと気がつけば10月中頃…。

平日は仕事で忙しくなかなか作業時間が取れないので、かなり焦ってます。


最近のMommy Kanaは、子育てに仕事にLittle Rの学校イベントなど、少々オーバーワーク気味。

疲労困憊です。

若い頃からこんなふうに疲れたら欲しくなるのが、フルーツビネガー。

実家で母がよく作ってくれていて、それを水や炭酸水で割って毎日飲んだ思い出があります。

ある日、ふとそんなことを思い出し、家にあったフルーツと氷砂糖で作ってみました。

ついでに、フルーツビネガーについて調べていると、なんと自宅で果物から“酢”が醸造できるというネタを発見。

居ても立ってもいられずに、早速試してみたところ、これがまた美味しいこと!

ということで、今回は果物と水だけで作る“完全無添加フルーツビネガー”の作り方を紹介します。

我が家定番の氷砂糖と果物で作る“お手軽フルーツビネガー”のレシピも併せて紹介しますので、酸っぱい物好きの方は、ぜひお試しください。




超簡単 “ほのかに甘いフルーツビネガー”

こちらは、スーパーで手に入る材料から短期間でできるデザート用フルーツビネガーです。

材料はたった3つ!作り方は1工程!どなたでも気軽に作れちゃいます。

〈材料〉

・お好みのフルーツ:適量
・氷砂糖:フルーツの重さ70〜80%分(甘めがお好きな方はフルーツと同量)
・白ワインビネガー:フルーツの重さと同量


〈作り方〉

①煮沸消毒した蓋つきの保存容器に、フルーツと氷砂糖を何層にもなるように交互に入れて、最後に白ワインビネガーを入れる。
②蓋をして冷蔵庫で2週間寝かせて完成〜

Kana
Kana

今回は、たまたま家にあった「桃」「パイナップル」「いちご」を使いましたが、基本的にはどんなフルーツでもOKです!
2種類以上の果物を一緒に漬け込むのもおすすめです。



説明するほどの材料&作り方ではないですが…。

色々な分量費を試しましたが、甘さ控えめな味が好きなMommy Kanaにとっては、フルーツ:氷砂糖:白ワインビネガーの比率は、「10:7:10」が黄金比!

皆さんも何度か違う割合を試して、お好みの味を見つけてください。

出来上がったら、水やソーダ割りにする以外にも、ヨーグルトに漬け込んだフルーツごとかけるのもおすすめ!

朝食べると、頭がシャキッとします。



水と果物だけから醸造させる“無添加フルーツビネガー”

こちらはなんと、水と果物、あとお好みでハーブだけでじっくり醸造させる「完全無添加フルーツビネガー」です。

砂糖などの甘み成分を一切加えないため、普段のお料理にも使えます。

一度実験気分で作ってみたら、フルーツの香りが残ってとっても美味しい!

すっかりハマってしまいました。

では、材料から紹介します。

〈材料・道具〉

・フルーツ:お好みのもの適量。
・乾燥防止のオレンジの皮:1瓶につき一個分程度。厚めに剥いておく。
・ハーブ:香り付けにお好みで。ミントやローズマリーが特におすすめ。
・ミネラルウォーター:適量

・煮沸消毒した大きめの瓶
・布ふきんやキッチンペーパー
・輪ゴム

Kana
Kana

フルーツはなんでもいいのですが、酵素の働きを活性化させるため、皮やヘタ付きで使います。ですので、できれば無農薬やオーガニックのものを選びましょう。





⑴ 軽く洗ったフルーツを瓶に詰めていく

しっかり煮沸消毒やアルコール消毒をした瓶に、フルーツをギチギチに詰めていきます。

一種類だけのフルーツでもいいですし、何種類か組み合わせてもOK!

ただし、必須なのが「オレンジの皮」。

水を注いだときに、フルーツが浮き上がってくるのを抑えるために使います。

フルーツを詰めたら、蓋をする容量で一番最後に入れましょう。

Kana
Kana

オレンジがない場合は、輪切りにしたりんご(皮付き)でもOK!
お好きな方で試してみてください。


最後にミネラルウォーターを縁ギリギリまで注ぎ、布ふきんやキッチンペーパーで蓋をして作業は終了です。






⑵ 常温の直射日光が当たらない場所で、2〜3週間醸造する


⑴の工程で作業は全て完了なので、あとはフルーツに含まれる“酢酸菌くん”達がすくすく成長するのを見守るだけです。

まずはフルーツから細かい気泡が出始めて、水に“とろみ”が付いてきます。(3 days)

フルーツがパンパンに膨れて、色が水に移り始めます。(7 days)

水の色が抜けてきて、果肉が分解されてそこに溜まり始めます。(14 days)

分解された果肉がそこに溜まって、水分に透明感が出てきたら“一次発酵”の完了です。(21 days)

Kana
Kana

日数は季節や室温によって異なりますので、上の写真を参考に、様子を見て発酵日数を調節してください。長すぎる分には問題ありません。
また、途中で水分が蒸発して水位が下がってきたら、適宜継ぎ足してください。


ちなみに、3週間後には水面にたっぷりと“菌床”が出来上がります。

こちらはカビではありません。取り除いてしまうと発酵が遅くなるのでそのままにしておきましょう。






⑶ フルーツを全て取り出して液体のみを二次発酵させれば完成

⑵で一次発酵ができたら、果肉やカスを全て濾し取ります。

布ふきんなどに通して、出来るだけ細かなカスも取り切ってください。

ここでカスを残してしまうと、長期間保存できません。

一度液体をボウルなどに移して再度瓶を消毒したら、再び液体を瓶に戻します。

今度は蓋を“軽く”しめて、さらに常温で2週間程度発酵させます。

蓋を開けて爽やかな酢の香りが漂ってきたら完成です!

こちらは、砂糖などが全く入っていない“純粋な酢”なので、米酢と同じようにどんな料理にでも使えます。

我が家のお気に入りは、ほのかにフルーツの香りが感じられる「ハニードレッシング」。

作ったフルーツビネガー・はちみつ・ごま・オリーブオイルを混ぜるだけです。

見た目は普通のドレッシングですが、食べてみるとあら不思議、後味にフルーツや花のような香りが残ります。

ちょっと変わったドレッシングを試したいという方におすすめです。


ちなみに、もっと果実酢を極めたい方はこちらの本を読んでみてください。

果実酢のレシピだけではなく、その活用方法や果物を使った保存食のレシピが盛りだくさん♪

季節の味を長期間楽しめます。



いかがでしたか?

氷砂糖を使ったフルーツビネガーは一般的ですが、水と果物だけで作るものは、また別の味わいです。

ダイレクトに果物の味が伝わってくる訳ではありませんが、口にしたらちゃんと後から香りが鼻から抜けます。

何より、無添加でシュガーフリーなので色々なお料理に使いやすいですし、お子さんにも安心して食べさせられます。

時間はかかりますが、その分“可愛さ”もひとしお。

発酵食品や健康食品に興味のある方は、ぜひ試してみてください。


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「“完全無添加・砂糖不使用”のフルーツビネガーを醸造してみる。」に2件のコメントがあります

  1. ありがとうございます。
    浮いてくる果実を空気に触れさせない目的で同じ果物で蓋をするは、大変参考になりました。

    裏庭にクマイチゴが自生しています。
    今年の夏にクマイチゴを洗わず,潰してでビンに置いときましたが失敗してしまいました。

    来年の夏には、すり潰したクマイチゴとすり潰さないクマイチゴの双方でチャレンジしてみます。
    ※すり潰すと水を加える必要もなく100%のクマイチゴでお酢が出来るのでは?とまだ思ってます

    1. 桃太郎さん。

      お庭のクマイチゴでフルーツビネガー…とても素敵です!
      我が家は今年の夏にブラックベリーとラズベリーを植えたので、何年後かにお庭で収穫したもので再トライしたいです。
      ぜひクマイチゴ100%のビネガー、成功させてください。結果のご報告、お待ちしてます。

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