突然のお休み、失礼しました。
Daddy Bの故郷で過ごした10日間。

前回、Little Rの誕生日について書いた投稿を最後に、何のご挨拶もせずに20日ほどお休みをいただいておりました…。

毎週、更新を楽しみにしてくださっていた皆さん、本当にごめんなさい。

その間、Mommy Kanaは何をしていたかというと、Daddy Bの故郷であるミズーリ州・セントルイスに行っていました。

もちろん、ハンドメイドもせずに食べて遊んでの毎日だったので、今回は料理ネタでもクラフトネタでもありません。

今回はセントルイスで我が家が訪れた名所の中から、特におすすめのスポットを紹介します。

「セントルイス?どこそれ?」という日本の方は多いかもしれませんが、実は見どころたくさんのいい街です。

「アメリカの有名都市は行き尽くした」という方は、ぜひ機会があったらセントルイスを訪れてみてください。



“St. Louis(セントルイス)”は歴史とグルメの街


セントルイスは、アメリカ中西部のミズーリ州東部にある都市で、中心部のすぐ脇を流れるミシシッピ川を越えると、すぐにシカゴのあるイリノイ州に入ります。


(Google Mapより)


この街は、アメリカ開拓時代に開拓団が東部から西部へ進行していった際に、ミシシッピ川を超えて初めて未開の地へ足を踏み入れた最初の街で、別名「Gate way town(入口の街)」とも呼ばれていました。

開拓団は、セントルイスからミズーリ川やミシシッピ川をボードで移動して、最終的には西海岸にあるオレゴン州まで到達したのです。

こんなの、日本の世界史じゃ習いませんでしたよね?

ちなみに、セントルイスは中西部の海なし州、しかもかなりの田舎にも関わらず、世界的に有名なビール・バドワイザーのメーカーや、ロケットやジェット機エンジンの老舗メーカーであるマクドネル・ダグラスなど、アメリカでも著名な企業の本社や主要工場がいくつもあります。

そのため、それら企業からの寄付で動物園も美術館も科学博物館も全部入場料タダ!

かなりキッズフレンドリーな街なのです。

食べ物もかなり美味しくて、有名なのはセントルイススタイルのポークリブBBQ〜♪

肉付きにはたまらない逸品です。

引用:WHAT ARE ST. LOUIS STYLE RIBS?


もう一つの名物が、「Toasted Ravioli(焼きラビオリ)」。

セントルイスは、イタリア系移民が多い街なので、都会以上にイタリアンが美味しいんです。

その中でも、Toasted Ravioliは他ではなかなか食べられないメニューなので、ぜひセントルイスに来た際は欠かさず食べてください。

我が家のお気に入りは、ダウンタウンから車で15分ほどのRigazzi’sというお店。

(この写真のメニューが、名物・Toasted Ravioli!)

なんと、禁酒時代の大ギャング「アル・カポネ」がシカゴからわざわざ通っていたという名店で、このお店で食事中に逮捕されたこともあるとかないとか…。



Mommy Kanaイチオシのセントルイスで必見の観光地

Daddy Bと結婚して早13年、何度も訪れた街ですが、行くたびにいつも新たな発見があります。

おすすめしたいスポットはたくさんあるのですが、その中でも特にお気に入りの場所を3つ紹介します。

何度見てもSF映画のような”Gateway Arch(ゲートウェイ・アーチ)”

セントルイスの一番の観光地は、やっぱりこの「Gateway Arch(ゲートウェイアーチ)」。

写真で見ると大仏さんぐらい?なサイズ感に見えるかもしれませんが、一番高いところで192mもあるアーチです。

1967年にセントルイスが西部開拓の時に重要な役割を果たしたことを讃えるために、有名建築家・エーロ・サーリネンによる設計で建てられました。

驚くべきことに、この見た目で最上階には展望台があり、キューブリック映画に出てくるようなSFチックな小さいロケットを思わせるトラムに乗って上がれるんです。

ゲートウェイ・アーチはアメリカ国立公園のうちの一つに指定されていて、数年前にリノベーションされた地下の博物館は、かなりの見応えあり。

ギフトショップやカフェも充実しています。


ちなみに、Little Rはここに訪れるたびに、ある学習プログラムに参加します。

それが、以前もこのブログで紹介したジュニアレンジャー・プログラムです。

無料で子供から大人まで参加できますので、思い出作りにぜひ参加してみてください。





セントルイスの最新おすすめスポット “セントルイス水族館”

このスポットは、2年前にオープンしたばかりとできたてホヤホヤ。

私も今回初めて行きました。

実は、昔の駅舎をコンバージョン(用途変更)して作られた水族館なんです。

セントルイス・ユニオンステーションは、1978年までは現役で使われていたのですが、その後線路の移動に伴い、建物だけ残されてしまっていました。

1985年にリノベーションされて、大型ショッピングモールに生まれ変わったのですが、ここ数年はすっかりさびれてほとんど人もいませんでした。

「このままではいかん」と、数年前に再び大規模な改修計画が持ち上がり、この度水族館や遊園地を中心とした施設に生まれ変わったのです。

”萌え”ポイントはいくつもあるのですが、一番はやっぱりこの屋根の骨組みでしょう。

元々はこれがトラック(線路)の上の屋根でした。

そう言われてみると、ちょっと駅の面影を残しているような…

室内に入ってもこの骨組みが続いていて、水族館で上を眺めるとこんな光景が見えます。

当初の梁や柱も残されていたりして、建築マニアは必見の観光スポットです。

また、鉄ちゃん&鉄子が嬉しい見どころも!

(実際の電車部品や配管をこんな感じでアップサイクル♪)
(駅舎の時計もリモデルして素敵な水槽に)

まだ出来立てなので、あまりガイドブックには詳しく載っていないかもしれませんが、街の中心部から電車で5分ほどの場所にあり、車がなくてもアクセスしやすいので、ぜひ一度行ってみてください。



野球嫌いなMommy Kanaでも大興奮の”Busch Stadium (ブッシュスタジアム)”

セントルイスは、過去に日本人選手も所属していたカーディナルズ(カージナルズ)の本拠地です。

ホームスタジアムは、Busch Stadium (ブッシュスタジアム)で、スポンサーはあのバドワイザーのメーカーであるアンハイザー・ブッシュ。

なので、あちらこちらで色々なバドワイザービールが飲めるんです♪

セントルイスの人は、とにかくカーディナルズ愛が強くて、まさに阪神ファンのよう…。

試合のある日には、電車はチームカラーの赤一色で、ラッシュアワーのように激混みになります。

私たちが観戦したのは平日の昼間ということもあり、スタジアムの座席は満席でなかったものの、周りはおばさま軍団やおじいちゃんだらけ…。

それほどまでに老若男女からカーディナルズは愛されているってことですね。

野球観戦というと、父がダラダラとテレビで見ているという嫌〜な印象しかありませんでしたが、さすが激アツのカーディナルズ本拠地。

応援コールが凄まじく、しかも強いチームなので、何度も立ち上がって叫んでしまいました。

野球嫌いの人でも“絶対に”楽しめるブッシュスタジアム、子供用の遊び場もあり、ビールとフードも充実しているので、メジャーリーグの雰囲気を楽しみに行くだけでも行く価値ありです。


今回は、長らくお休みをいただいていた間に訪れたセントルイスの紹介をしました。

セントルイスは、決してニューヨークやロサンジェルスのような華やかさはありませんが、歴史深く“THE アメリカ”を体験できる隠れスポットです。

見どころ盛りだくさんの街なので、気になる方はぜひ一度訪れてみてください。

(土壌に恵まれているので、果物も美味しい!)
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