手書きでオリジナル・レシピブックを書いてみた vol.2
前回はハンドレタリングの魅力や基本を紹介しましたが、いよいよ今まで溜めてきたお気に入りレシピをノートにまとめます。自分のオリジナルレシピや、今まで出会った素敵で美味しいレシピを一冊のノートにまとめて、いつか息子にプレゼントするのが目標です。
ということで、今回はノートにうまくレシピをレイアウトするアイデアをいくつか紹介します。レシピノートだけではなく、手書きのお手紙や日記、手帳にも応用できます♪
近年、世の中の手書き離れが顕著ですが、やっぱり私は手書きで書いた文字が好きです。あとで見返してみると、一生懸命書いた頃の思い出までが一緒に思い出される気がするからです。ぜひ皆さんも “手書き” にチャレンジしてみてください♪
ハンドレタリング初心者のあなたでも、綺麗にまとめる方法をピックアップしましたので、ぜひ参考にしてください。
今回も最後にレシピノートに使えるアイテムをフリーダウンロードできるようにしました!レシピノートをまとめたいというあなたはぜひ活用してください。
目次
余白には “飾り線” を入れるべし!
レシピを書いていくと、最後に少しだけスペースが空いてしまうことがよくあります。細長いスペースだと、飾り文字やイラストは入れにくく、でも余白のままだとどこか締まりません。そんな時に役立つのが “飾り線” です。
飾り線は、簡単に余白を埋められるだけではなく文章を区切る時にも使いやすいので、色々オリジナルでレパートリーを作っておくと便利です♪
上の写真はパンのレシピだったので、関連した飾り文字として麦をイメージしてみました。このように、テーマに合った飾り線を使うのもポイントです♪
飾り線は単調な図形を繰り返して書くだけでも可愛くなるので、ハンドレタリング初心者でも取り入れやすいパーツです!
言葉で伝えづらい時はイラストを添えて!
レシピをまとめていると、なかなか短い言葉では説明しにくい部分が出てきます。そんな時はイラストで表現してみましょう♪イラストで行程を説明する時は、文字は説明文は極力入れずに小さめに描くのがポイントです。
小さいイラストを描くのは大変なように感じるかもしれませんが、大きいイラストよりも小さいイラストの方が上手に見えます(笑)。
絵を描くことに苦手意識を持っている方も多いかもしれませんが、色々調べていたら素敵なサイトを見つけてしまいました!
こちらのサイトでは、「人」「植物」「食べ物」などテーマ別にボールペンだけで可愛くイラストを描くポイントがわかりやすく紹介されています。時間がある時に少しずつ練習してみるのもおすすめです♪
大事な部分は “フレーム” で囲む!
手書きでレシピをまとめる際に、私がよく使うのが “フレーム” です。特に、黒ペンだけでまとめる場合には強調したい部分をフレームで囲むことにより、自然と目立たせることができます。
凝ったフレームを描くのが難しければ先ほど紹介した飾り線を使って四方や上下を囲むだけでも目に留まりやすくなりますよ♪
フレームはイラストを描くよりも簡単で、立体感を出すこともできます。
大きな余白にはかわいいハンドレタリングを添える!
いくらレイアウトを考えても、大きな余白がページ内に出てきてしまう場合があります。そんな時は思い切って、関連する言葉を大きく書いてみることも一つのテクニックです。フォントを装飾的にすることで、挿絵のような役割を果たしてくれます。
余白を埋めることでページ全体の密度が上がって可愛らしく見えます。逆に余白を残してしまうと、ページ全体を見た時にバランスが悪くなってしまいます。
大きな平仮名や漢字は “明朝体” がオススメ!
ハンドレタリングで初心者の方が見た目良く仕上げるのはやはりアルファベットが簡単ですが、たまに漢字や平仮名を交えることで雰囲気が変わって素敵です。
漢字や平仮名を書く時に気をつけたいのが「フォント選び」です。フォントによってガラリと雰囲気が変わるからです。
私の色々なフォントを試しましたが、アルファベットの中で意外にも馴染むのが “明朝体” です♪
明朝体にも色々種類がありますが、共通して言えることは横線に対して縦線が太く、横線の右端、曲り角の右肩に三角形の山(ウロコ)があるという点です。
ハンドレタリングで表現する時に、この明朝体がもつ特徴がメリットになります。直線表現が多いことで、定規を使って描きやすいのです。
逆に行書体などは難易度が高いので、綺麗に描けるようになるまで練習が必要です。
「もっと可愛らしい文字が描きたい!」というあなたには、こちらの書籍がおすすめです。
簡単レシピはテーマでまとめて見開きで表現!
小さいノートを使う場合、たまに見開きで大きくレイアウトするのもおすすめです。特にレシピノートの場合、簡単なレシピだと1ページが埋まらないこともあります。
そんな時はテーマでまとめてタイトルを大きく書いて、見開きページいっぱいに書いてみましょう♪
私の場合は、パーティーシーンで使うオードブルレシピをまとめて見開きページにまとめてみました。
見開きページをレイアウトする時には、こちらのサイトはとても参考になります。
「基本のレイアウト」から「すっきりレイアウト」、「ランダムレイアウト」「囲みのレイアウト」など色々なレイアウトアイデアが紹介されています。
堂々と書き直そう!書き間違えた時の修正方法
いくら下書きをしても、書き損じやスペルミスはどうしても出てきてしまいます。そんな時も動揺せずに “上手くごまかす方法” を考えましょう。
出来るだけ、修正テープや修正液は使わないようにすることがポイントです!!修正液や修正テープを使うと、あとあとそこだけ汚れてしまいます。
写真のように、間違えもデザインの一部にしてしまえば、あとから見てもいい思い出になりますよ(笑)。ただ、人にあげるカードなどを書き損じてしまった時などはきちんと修正しましょう。
方法としては大きく分けて3つあります。
1.書き損じや汚れはイラストでごまかす。
2.カッターで書き損じ部分を削り取る。
3.紙色に合った色の絵の具で塗りつぶす。
上の写真では、紙についたインク汚れをイラストでごまかしています。仕上がりを見ると、汚れがあったことなんてわかりませんよね!
書き損じた部分を刃先の細いカッターで優しく削り取ります。この方法は厚手の紙の場合した使えません!
この場合は修正液や修正テープを使ってもよいのですが、ペンや絵の具が紙と同じように書けない場合もありますので、裏面などで試してから使うようにしましょう!
引用レシピは発案者がわかると記録として◎!
私の場合はオリジナルレシピのほかに、書籍やインターネットで見つけたお気に入りレシピもノートに書き込みます。そうしておくと、いちいち本を出さなくてもよく、自分なりに気をつけたいポイントなども書き加えることができるからです。
そんな時はどこかに「誰のレシピか」を書き加えましょう!そうしておくと、誰か別の人が見た時にオリジナルレシピか引用レシピか判断できます。
味の決めてになる調味料はパッケージも分かるように!
これは、かなりレアケースの場合かもしれませんが、特別な調味料や材料を使う場合は、パッケージをイラストにして書き加えておいてもいいですね♪そうすることで、自分以外の人が作る場合にも親切です。
イラストを描くのが面倒な場合は、パッケージを取っておいてノートに貼り付けてもOKです。
手に入りにくい材料の場合は、内容物を書き留めておきましょう。そうしておくと、万が一手に入らない場合でも再現することができます。
ぜひあなたのレシピノートに♪温度&重さ変換早見表フリーダウンロード
ここまでいくつかハンドレタリングで描くレシピノートのポイントについて紹介してきましたが、ここで私のレシピノートに書いた温度変換早見表と重さ変換早見表を紹介します。
英語のレシピを試したことのあるあなたならわかるかと思いますが、英語レシピ(特にアメリカのレシピ)では温度は℉(華氏)、重さはオンス(oz)やポンド(lb)表記がほとんどです。
そんな時に温度を℉ → ℃、重さをoz・lb → g に簡単に変換できるととても便利です。
同じように、℃表示のレシピを°Fに慣れた人が作る時にも同じ不便さを感じているようで、インターネットで検索すると皆さんオリジナルの変換表を作っているようです。
温度や重さの変換表は、英語では “Kitchen Measuring Conversion chart” と呼ばれています。検索すると可愛いデザインがたくさん出てきますよ♪
そこで私も自分が使いやすい内容を盛り込んで、変換表を作ってみました。下の吹き出し内からフリーダウンロードもできますので、よろしければあなたもご活用ください♪
あなたのレシピノートに添えてもらえると嬉しいです♪
ダウンロードはこちらから
↓↓↓
handletering_recipebook_温度変換
handletering_recipebook_重さ変換
いかがでしたか?今回はハンドレタリングで描いた私のレシピノートの中身をほんの少し紹介しました。解説してきたポイントはレシピノートに限らず手帳やカードなどにも応用できます。
レシピノートや手帳、日記や家計簿、イラストや可愛い文字でいっぱいにすることで愛着も湧き、あとから見返しても楽しいものになります。
ハンドレタリングはやればやるほどどんどん上達していくので、書き始めると楽しくなること間違いなしです!ぜひみなさんも新しい趣味としてハンドレタリングに挑戦してみてはいかがでしょうか。
「手書きレシピブックは一生の宝物。」に1件のコメントがあります