水飴不要!まるで化学実験な手作り塩飴


熱中症対策にバッチリ♪
クエン酸+粗塩の入ったキャンディをハンドメイド

日本は梅雨入りし、すでにジメジメと暑い日が続いているでしょうか?こちらアメリカも午前中から30℃を超える日も増え、湿気がなくても運動すれば汗が出ることも多くなりました。

そんな時に思い出すのが、日本ではポピュラーな “塩飴” です。

昔、建築現場の監督をしていた頃は、夏場になるとコンビニで塩飴と2ℓの麦茶を大量に買って現場に差し入れたものです。

懐かしいあの味を汗っかきの息子にも食べさせてあげたくてアメリカで売っているか色々調べましたが、もちろん売っていませんでした。

なので今回は、クエン酸と粗塩を使った手作り塩飴の作り方を紹介します。

硬い飴を作るには一般的に水飴(アメリカではコーンシロップ)を使いますが、残っても嫌なので、今回はグラニュー糖のみでキャンディを作りました。

砂糖をかなり高温にするので火傷には要注意!ですが、まさに化学実験のような楽しさがある飴作り、ぜひ皆さんも挑戦してみてください。

〈 材料・道具 〉

グラニュー糖 ;1と1/2カップ
 ;1/2カップ
クエン酸 ;小さじ1
粗塩 ;小さじ1(ミネラルが多い塩だと◎)
・サラダオイル ;少量

・小鍋
・ヘラ
・バットやシリコン型
・アルミホイル
・料理用温度計

Kana
Kana

先ほどもお伝えしましたが、飴作りはとにかく火傷に注意です!お子さんが近くにいる状態での作業などは絶対にヤメましょう!



飴作りには温度計は必須です。高温まで砂糖の温度が上がらないと固まってくれませんし、砂糖が結晶化してしまいます。

大きなお肉を焼く時に中の温度を測ったり、揚げ物をする際に油の温度を測ったり、色々便利なので、おうちに一つあってもいいと思いますよ♪






⑴ 鍋に薄くサラダオイルを塗る。


まずは鍋の底と側面に薄くサラダオイルを塗っていきます。べっとりと塗る必要はなく、出来るだけ薄く塗りましょう。これは、飴作りの天敵である「再結晶化」を防ぐためです。





⑵ 砂糖・水・クエン酸 + 粗塩をあらかじめ計量しておき、型も準備しておく。


飴作りはとにかく時間との勝負です。10秒加熱しすぎただけで真っ黒に焦げてしまう可能性もあります。なので、材料・型は全て完璧に準備しておきましょう!


手頃なシリコン型がない場合は、バットにあらかじめアルミホイルを敷いて薄くサラダオイルを塗っておきましょう。


⑶ 鍋に砂糖・水を入れて火にかける。


ここが山場といっても過言ではない重要な工程です。砂糖・水を鍋に入れて中強火にかけます。

Kana
Kana

硬い飴を作るには砂糖の温度を一気に上げなくてはいけません!焦げることは恐れず、強気で “中強火” にかけましょう。

3−1
砂糖・水を鍋に入れて、軽くひと回りだけかき混ぜます。

3−2
砂糖が段々とふつふつしてきます。
ここからは絶対にかき混ぜません。

3−3
激しく泡が出てきて、湯気が立ってきます。
パチパチと跳ねるので、火傷には注意してください。

3−4
段々とパチパチとした音がしなくなり、透明感が出てきて泡が大きくなってきます。



130℃まで温度が上がったら、速やかに火から下ろします。

↓↓↓

火から下ろして、ぷくぷくとした泡がおさまったらクエン酸・粗塩を入れて素早くかき混ぜます。

Kana
Kana

クエン酸・粗塩を加えると一気にふわっと細かい泡が立って膨らみますが驚かないでください!
成功の証です。



⑷ 速やかに型やバットに流し込む。


飴が固まり始める前に型やバットに流し込みます。この段階でも地熱で飴はどんどん焦げていきすので、とにかくスピード勝負です!


上の写真を見ると、矢印の方向に段々茶色くなっているのが分かります。熱する工程で130℃以上に熱してしまうと、型に流し込む頃には焦げて食べられなくなってしまいます。


バットに流し込んだ場合には、15分ほど冷ましてからナイフなどでスリットを入れておきましょう。そうすることで、固まったあと割りやすくなります。


⑸ 3〜4時間冷まして飴が固まったら、型から出して出来上がり


型から出したら、一口大に割ったり、ベイキングシートなどで包んで完成です。湿度が高い地域では飴が溶けやすいので、瓶などに入れて冷蔵庫で保管しましょう。

Kana
Kana

塩飴を舐めたあとは、必ずたくさん水分補給をしましょう!

水と同時に摂取がオススメ!
厚生労働省の職場における熱中症予防対策マニュアルには「身体作業強度等に応じて必要な摂取量等は異なるが、WBGT基準値を超える場合は、少なくとも、0.1~0.2%の食塩水、ナトリウム40~80mg/100mLのスポーツドリンク又は経口補水液等を、20~30分ごとにカップ1~2杯程度は摂取することが望ましい」とされています。(中略)
塩飴であれば(中略)1粒に対し52~104mLの水を同時に摂取することでマニュアルの指示する濃度の塩分・水分が補給できます。



上の水の量は飴の大きさによっても変わりますが、「飴一粒舐めたらコップ一杯以上の水を飲む」ということを心がけましょう!




いかがでしたか?今回は、熱中症対策にぴったりの塩飴の作り方を紹介しました。塩飴といってもしょっぱいだけではありません!スポーツドリンクのような味なので、お子さんでも積極的に舐めてくれます。

ぜひ皆さんも塩飴と水筒を持って、暑い夏でも元気よく外で遊びましょう!!


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