こちらアメリカ・コロラドは、年明けと共に雪模様の天気が増えてきました。そんな日に食べたくなるのが、温かい煮込み料理ですよね。我が家で煮込み料理を作る時に大活躍しているのが「バーミキュラーのMusui-Kamado」!(日本では“ライスポット”と呼ぶのかしか?)
お釜のテフロンがハゲハゲの炊飯器を使っているのを見かねたDaddy Bが、クリスマスプレゼントとして大奮発してくれました。これがまた楽しすぎる!炊飯はもちろん、煮込み料理に焼き料理、蒸し料理、さらにはパンまで焼けちゃう優れものです。
しかし、バーミキュラーを始めとした鋳物鍋は、どうしても熱くて素手では持てないのが玉に瑕…。鍋つかみが必須になります。
バーミキュラーのオンラインショップでは、ロゴ入りのシンプルで素敵な鍋つかみが売られていますが、値段を見てびっくり!なんと、普通の鍋つかみが40ドル(4,400円)!これは手作りするしかないでしょ。
そこで、使えそうな生地を探していたところ、穴の空いているLittle Rのジーンズを発見。今回はこれをアップサイクルすることにしました。
ということで、今回は子供のジーンズから作る鍋つかみの作り方を紹介します。是非お子さんが着られなくなったパンツがありましたら、試してみてください。
上記の記事では、Daddy Bのジーンズ(大人用ジーンズ)からオーブンミトンを作りました。是非合わせてお試しください。
〈材料・必要な道具〉
・子供用のパンツ(出来れば厚手のジーンズ):1本
・キルト芯 :30×30cm程度
・ミシン(厚手の生地が縫えるもの)
・手縫い用の針糸
ジーンズを使う場合には、ミシン用の糸と手縫い用の糸はジーンズ用の太い丈夫なものを使いましょう。普通のミシン糸でも作れますが、専用糸の方が丈夫で長持ちします。
⑴ パーツを切り出す
まずはジーンズから必要なパーツを切り出します。また、切り出したパーツのサイズに合わせて、キルト芯もカットしましょう。
a. ベルト通し:2本
ベルト通しを2本だけ本体から取り外しておく。
b. お尻のポケット:2枚
お尻のポケット2つを本体から取り外しておく。
c. 本体パーツ(小):4枚
取り外したポケットのサイズを元に、一回り大きいパーツを4つ切り出す。
(ジーンズの脚部分などから取る)
d. 本体パーツ(大):2枚
取り外したポケットを2つ並べて、それよりもひと回り大きなパーツを2枚切り出す。
(ジーンズの脚部分などから取る)
e. 本体パーツ(キルト芯):2枚
パーツ(d)と同じ大きさのパーツを2枚切り出す。
⑵ パーツ(C)の下準備をする
パーツ(c)のうちの “2枚だけ” 、上部分を1cm裏側へ折って端から5mmのところで縫います。もし、アイロン接着テープをお持ちでしたら、それで止めてもOKです。
作ってみて数日後に気が付いたのですが…、この時縫う箇所は仮縫いで十分です。最後に解くと仕上がりがきれいになります。
私の場合はそこまで頭が回らず、縫い目を残したままですが、どうかお気になさらず!
是非皆さんは後から解きやすいように「仮縫い」してください。
⑶ パーツを重ね合わせる
各パーツを下記のように重ねていきます。
パーツ e
↓
パーツ d
(表上)
↓
パーツ a
(輪っかにしておく)
↓
パーツ c
(端を縫ったもの、表下)
↓
パーツc
(端を塗っていないもの、表下)
⑷ ⑶の外周を縫って、表裏を返し、返し口を縫いふさぐ
パーツを重ねたものの外周から7〜8mmの部分をぐるりと縫います。この時に、「返し口」を開けておく必要はありません。一周縫ったら、パーツ(c)の部分から表裏を返してください。
表裏を返したら、上の写真部分(端を縫ったパーツcの際)を縫い止めます。先ほどもお話した通り、私はパーツ(c)の端をしっかりと縫い止めてしまいましたが、返し口を止めたら解いてしまってOKです。
⑸ 手縫いでポケットを取り付けて完成
パーツ(d)が見える側に、取り外しておいたポケットを手縫いで縫い付けます。外周をジーンズ用の糸で「まつり縫い」すると、丈夫に仕上がります。
ポケットの縫い付けもミシンでできないかと試みましたが、やはり家庭用のミシンでは分厚すぎて針が折れてしまいました。少々面倒かもしれませんが、ポケットは手縫いで取り付けることをおすすめします。
完成品はこのようになります。今回はどこかに引っ掛けられるようにベルト通しを活用してみましたが、必要なければ省略しても構いません。
使う時は、ポケットの中に人差し指から小指を入れて使います。
我ながらすっきりとしてなかなか可愛い鍋つかみができたと自画自賛!これなら鍋を運んだり、ふたを取る時にサクッと使えそうです。
いかがでしたか?今回は、子供用ジーンズをアップサイクルして鍋つかみを作ってみました。子供のジーンズって、すぐに穴が空いたりサイズアウトしちゃいますよね。貧乏性のMommy Kanaは、それらをどうしても捨てられず、いつも何かに変身させられないかと試行錯誤しています。
もちろん失敗して結局捨てる羽目になることもありますが、元々処分するつもりだった服なら材料も無駄になりません。ジーンズ“らしさ”を残しながらも何かにリメイクできた時の快感は格別です。
是非皆さんも古着を処分する前に、何かにアップサイクルできないか考えてみてください。